アーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニー、タジキスタンの為政者らに警告
2011年08月03日付 Mardomsalari 紙

 アーヤトッラーであるサーフィー=ゴルパーイェガーニー氏は、タジキスタンで反イスラーム的な法律が制定されたこと〔※〕に対して声明を発表し、その中で、「タジキスタンの為政者たちに危険を警告する。自らの選んだ道は、失敗に終わることを知るべきだ。この恥知らずな行いについて、誇り高きタジキスタン国民と世界中の全ムスリムに公式に謝罪すべきである」と強調した。

 アーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニー事務所の公報サイトの発表を引く形でイラン学生通信が伝えたところによれば、マルジャエ・タグリード〔シーア派の宗教最高権威〕である同氏の声明には、次のようにある。

〔…〕世界中のムスリムの覚醒と隆起は、剥奪された権利の回復に向けて力強く、日一日と広がりを見せており、〔それとは対称的に〕上辺だけは強力そうだがその実脆弱な西洋に従属した諸政府は、あるいはすでに瓦解し、あるいは瓦解の淵に瀕している。イスラームの栄光への回帰は、今も前進を続けているのである。こうしたなか、イスラーム世界の中心に位置し、悠久の過去の中でイスラームの偉大なる歴史を誇る地域で、人々の意思と願いに逆行するかのように、ソビエト時代からの生き残りの一部指導者たちが、あらゆる国民・共同体・体制・法律にとっても非難されるべき醜悪さで、反イスラーム的で親植民地主義的な態度を示し、自国の古からの独立と栄光を標的と〔するような法律を制定〕したことは、実に驚くべきことである。〔…〕


〔※訳注:「反イスラーム的な法律の制定」とは、18歳以下の未成年がモスクに通うことを禁止し、さらに新生児にアラビア語風の名前をつけることを禁止する可能性も含む法律がタジキスタンの議会を通過したことを指す〕

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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:23590 )