マカーレム=シーラーズィー、迷信の蔓延に警告
2011年08月04日付 Mardomsalari紙

 マルジャエ・タグリード〔シーア派宗教最高指導者〕のマカーレム=シーラーズィー師は社会に迷信が入り込んでいることに警鐘を鳴らし、「マルジャならびにウラマーは迷信の流入を注意深く監視しており、人々もこれに注意を怠ってはならない」と語った。

 メフル通信によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは昨日の午後、〔イマーム・レザーの妹ファーテメを祀った〕マアスーメ廟に来ていた礼拝者らの前で、迷信との闘いこそ、神の預言者たちの歴史の一つの意味に他ならないと指摘し、次のように語った。「預言者たちの歴史は長い間のうちに、驚くべき迷信に汚染されてしまった。聖コーランは純粋な歴史を最も偉大な預言者〔=ムハンマド〕に授けたのである」。

 同師はさらに「迷信は大いなる災厄であり、敵はイスラームを迷信によって汚そうとしているのだ」と述べた。

 同師は、イマーム・ホセインへの哀悼の儀式や、救世主マフディーに関する文化は迷信に晒されていると指摘し、「我々マルジャ、ならびにウラマーは〔迷信の蔓延を〕注意深く監視している。あなた方〔=一般信徒〕もこうした敵の陰謀に注意する必要がある」と述べた。

 同師は「シャリーアが迷信に汚染されてしまった時は、イスラームの終わりの時であるということを、肝に銘ずるべきだ」と指摘した。

 同師はまた、他の宗教の啓典の書は改ざんされていると指摘し、「改竄された啓典の書の例としては、トーラー(モーセ五書)を挙げることができる。彼ら〔=ユダヤ教徒〕自身が印刷・発行し、われわれが今手にしているようなトーラーは、その最初の諸章で、迷信に満ちた形でアダムの物語を記述している」と述べ、さらに次のように続けた。

彼らは「アダムは知恵の実を食べて、天国の衣を失った」と言っている。彼らは物語の続きで、次のように書いている。「天国の衣を失ったアダムは、天国の木の後ろに身を隠した。神が朝のそよ風と共に天国に来て道を歩いていると、どこを探してもアダムが見つからない。そこで神は“アダムよ、どこにいるのだ?”と叫んだ。アダムは答えた。“私は木の後ろにいます”。神はアダムに対して“なぜ木の後ろに隠れているのか?”と尋ねた。アダムは神に答えて“知恵の実を食べて、天国の衣を失ってしまったからです”と言った」。


 同師はその上で「この物語で示唆されているのは、神は肉体を持っていて、歩行し、数メートル先も見通すことができず、世界を支配したがっている、ということだ。こういった話は、迷信に他ならない」と指摘した。

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(翻訳者:渡部智士)
(記事ID:23608)