ギュル大統領がアサド大統領に送った書簡の中身は
2011年08月14日付 Yeni Safak 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は、アフメト・ダウトオール外務大臣を介してシリアのバッシャール・アサド大統領に送った書簡に、「いつか顧みた時に遅すぎたり足りなかったりしたと後悔してほしくない」と書いた。

アブドゥッラー・ギュル大統領は、シリアのバッシャール・アサド大統領に送った書簡で、上記のように忠告した。ギュル大統領が、火曜日シリアに行ったアフ メト・ダウトオール外相を介してアサド大統領に送った書簡の内容が明らかになった。シリアが現状を抜け出すための考えと呼びかけを書き連ねたギュル大統領は、シリアで流れる兄弟の血がトルコ人の心を傷つけたと語った。

■変化を方向付けるよう

ギュル大統領は、シリアが危機的かつ歴史的時期を過ごしていると注意を引く中、「指導力を勇気を奮って発揮する時がすでに来ている」と述べた。国民の民主主義への正当な要求を誠意をもって迅速に実行するよう再三呼びかけたギュル大統領は、そうすればシリアにおける悲観的な条件が同じような速さで改善されると信ずると強調した。

アサド大統領に時機を逸しないよう助言したギュル大統領は、「変化の風の前に翻弄される代わりに、変化を方向づける指導者になることがあなたを歴史に残る立場につかせることになるでしょう。いつか顧みた時にやったことが遅すぎたり足りなかったりしたといって後悔してほしくない」というメッセージを送った。

■エミルガン・モスクの金曜日

ギュル大統領は、昼に、滞在するタラブヤ邸からエミルガン・モスクを訪れた。ここで金曜礼拝を行うギュル大統領に、イスタンブル知事のヒュセイン・アヴニ・ムトル氏、トルコフットボール連盟(TFF)のメフメト・アリ・アイドゥンラル会長と副会長ギョクセル・ギュムシュダーも同伴した。モスクの出口で市民に挨拶し、少しの間話をしたギュル大統領は、子供たちも可愛がっていた。

ギュル大統領は、オックスフォード大学の組織で活動中のオックスフォード・イスラム調査センターがジッダで今日行う管財委員会に参加するためにサウジアラビアに行った。ギュル大統領は、会議の後に開催される食事会でサウジアラビアの主要な企業家と政府関係者と集う予定だ。大統領は、明日トルコに帰国する予定である。

■カル氏と45分面会

この時ギュル大統領は、パキスタン外相のヒナ・ラバニ・カル氏と、その随行団を迎え入れた。タラブヤ邸でのメディアへの非公開の受け入れは、45分間のものだった。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:23644 )