エルドアン首相、PKKテロに「ラマザンの寛容はおわった、行動あるのみ」
2011年08月17日付 Milliyet 紙

エルドアン首相が、ハッキャーリでの反逆についてイスタンブルで語った。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、記者がハッキャーリ・チュクルジャ間の幹線道路で起きた裏切りの襲撃について「対話の終了地点なのでしょうか?」と質問すると、「以前に申し上げたように、我々はもはや対話が尽きた地点にいる。ラマザンの寛容は終わった」と答えた。

エルドアン首相は、コンラッドホテルで開催されたイスラム協力機構(İİT)臨時実行委員会会議の終了後、メディアの質問に答えた。

「今日入った殉職者の知らせについてどうお考えですか?対話の終了地点なのでしょうか?」との質問に、エルドアン首相は次のように回答した。「少し前にもう一つニュースが届きました。(村の)守備係りが一人…。我々が新たに配備した特殊急襲部隊が任務につき、彼がそこから戻る途中に事件は起こりました。最初に地雷が爆発し、地雷の後はロケット砲で残念ながらこの装甲輸送車が攻撃されました。この結果(殉職者の数は)8人に上り、11人の兵士が負傷しました。(首相の説明の後、殉職者の数は12人に上ったと発表された。)

改めて殉職者に神の慈悲を祈り、負傷者に治癒を祈ります。以前にも申し上げたように、我々はもはや対話が尽きた地点にいます。ラマザンの寛容は終わりました。」

■テロは宗教と無関係の現象である

イスラム協力機構臨時実行委員会会議の開会挨拶の冒頭で、ハッキャーリで起きた襲撃事件に言及したエルドアン首相は、次のように語った。
「この悲しみに触れつつ、話を始めます。今日の夜中のサフル(断食前の食事)の時間に、テロリストが8人の兵士を殺害し、彼らは殉職しました。

殉職者に神の慈悲を祈り、負傷者に治癒を祈ります。国民の皆さんに改めてお悔やみを申し上げます。我々はこの深い意味をもつラマザン月に、この神聖な月に、今回の事件が特別辛抱強く続けてきたプロセスに影を落とすことを望んでいませんでした。残念ながらテロとはこのように非情で、宗教とは無関係な出来事であり、現象なのです…。」

■参謀総長へ弔意のメッセージ

エルドアン首相は、国の統一性と一体性、そして国民の命と財産保障を狙ったテロ組織に寛大に振舞われることはないと明言し、民主主義と安全保障の均衡を決して崩すことなく、テロとの闘いを断固たる決意をもってさらに続けていくことを明らかにした。首相府広報センターの発表によると、エルドアン首相はハッキャーリで7人の兵士が殉職、11人の兵士が負傷したことを受け、陸軍大将のネジデト・オゼル参謀総長に弔意の文書を送った。エルドアン首相は、ハッキャーリでテロリストが埋めた地雷が爆発したことにより7人の兵士が殉職し11人の兵士が負傷したことに国民全体が深い悲しみを感じていると語り、トルコ共和国は民主主義と法、同朋意識を決して譲らず、テロ問題を乗り越える力と決意を持つ国であると強調した。

エルドアン首相はメッセージで次のように語った。
「トルコが国の統一性と一体性、そして国民の命と財産の安全を狙ったテロ組織に寛大に振舞うことはありません。よって、民主主義と安全保障の均衡を決して崩すことなく、テロとの闘いを断固たる決意をもってさらに続けていきます。テロが汚れ血にまみれた策略で(トルコの)統一性と一体性、同朋意識と法を破壊することを決して許しません。平穏と繁栄を標的としたテロ組織に対し、今日までそうであったように今後も国民が一体となって闘っていくと確信しています。栄誉ある殉職者へ神の慈悲を、負傷者した兵士たちに一刻も早い治癒を祈り、国民の皆さんと、参謀総長殿を通しトルコ国軍の関係者すべてにお悔やみ申し上げます。」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:23674 )