トルコ空軍、北イラクのPKKキャンプ空爆
2011年08月18日付 Zaman 紙


ディヤルバクルから昨日(17日)飛び立ったF-16戦闘機は北イラクのPKK基地のうちカンディル地域とザプ地域を空爆した。カンディルにはムラト・カラユラン、ジェミル・バユク、ドゥラン・カルカンらもいたとされる。

ハッキャーリのチュクルジャ郡でのトルコ軍兵士殉職の知らせを受けて、ディヤルバクル第二戦術空軍基地司令部を離陸したF-16戦闘機は、北イラクのPKK基地のうち、カンディルとチュクルジャ境界のすぐ向かいにあるザップ地域を空爆した。カンディルにはPKKの指導部のうち、ムラト・カラユラン、ジェミル・バユク、ドゥラン・カルカンらもいたとされる。
得られた情報によると、ディヤルバクルから20時ごろ飛び立った戦闘機は無人探査機ヘロンが示した区域を空爆し始めた。空爆対象区域にはPKKとPJAK(クルディスタン自由生活党)の戦闘員らが支配しているカンディル、メティナ、ザプ、スィデカ、ハクルケ、ヒネレ地域が含まれているとわかった。北イラクの地元情報筋は、戦闘機がPKKの拠点となっている地域で低空飛行を行ったことを確認した。空爆は14機による2機ずつのフォーメーションで行われたという。空爆の前に北イラクの全地域で停電が起こったとされている。トルコ軍戦闘機によって以前にも幾度となく空爆を受けているカンディルには、PKKの重要な通信センターも存在する。F-16戦闘機は市民に被害を与えないために、レーダー誘導ミサイルを使用したとされる。戦闘機は標的を空爆した後基地へ戻ったと報じられている。

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( 翻訳者:吉岡春奈 )
( 記事ID:23685 )