アーヤトッラー・マカーレム「イランではスンナ派の文献も豊富」
2011年08月13日付 Jam-e Jam 紙

 シーア派の宗教的最高権威の一人であるアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、シーア派文献がサウジアラビアの図書館に蔵書として納入されることが禁止されている真の理由は、この国の宗教学者(ウラマー)たちの信仰の基礎が揺らいでいるためだと指摘した。

 メフル通信の報道によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは〔ゴムにあるシーア派聖地の〕マアスーメ廟に集まった礼拝者たちの前で、サウジアラビア国内の図書館へのシーア派文献の持ち込みが規制されている現状を批判した上で、「我が国の有名図書館の蔵書の約半分は、スンナ派に関連した書籍である。我々はこれらの書籍が図書館に流入することを恐れてはいないのだ」と述べた。

 同師は、サウジアラビア国内の図書館にはシーア派の文献が一冊もないと述べた上で、「ワッハーブ派の考え方に批判的なエジプト人学者らの文献すら、サウジアラビアへの輸入が禁じられている」と指摘した。

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( 翻訳者:熊沢絵那 )
( 記事ID:23728 )