リビア暫定国民評議会議長、リビア復興におけるエジプト労働力の役割に期待
2011年08月30日付 Al-Ahram 紙

■ 革命リビア、再建における最大の役割をエジプトの労働力に

2011年8月30日『アル=アハラーム』

【ベンガジ:ハーリド・ザグルール、カイロ:マムドゥーフ・シャアバーン、マフムード・アン=ヌービー、ラアファト・スライマーン】

リビア暫定国民評議会のムスタファー・アブドゥルジャリール議長は、今後のリビア再建において、エジプトの労働力が最も大きな役割を果たすだろうと強調した。これはベンガジで行われた本紙の特別インタビューでの発言である。

一方、エジプト軍最高評議会および内閣の高官からなる代表団は数日中にリビアを訪問し、両国の関係強化の方策を議論するとともに、リビア国民が必要としているものについて検討を行う予定である。

アイマン・ミシュラファ・アラブ諸国担当副外相補佐は、エジプトは保健や教育、地雷撤去、航空輸送の分野などリビアのあらゆる要請に応える準備ができていると強調した。また、リビア側がエジプト政府高官との会談の中で、エジプト企業のリビア再建への参加を歓迎していたことにも言及した。

また、エジプトとリビアの実業家および投資家らは、両国間の貿易規模を拡大するための首尾一貫した計画の準備に取りかかった。エジプト・リビア実業家協会のナースィル・バヤーン会長は、実業家らは両国の貿易円滑化のために自らの経費でサッルーム通行所の設備開発を行うことを要求するだろうと述べ、初期見積もりによればリビアは基礎的なインフラの再建に約2000億ドルの費用を必要としており、リビア側もエジプト企業にこれらのプロジェクトに可能な限り最大規模の参加を許可する意向を示していることを指摘した。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:在間咲野 )
( 記事ID:23795 )