アフマディーネジャード大統領「西洋諸国は誇りや繁栄を他国にもたらすことはない」
2011年08月27日付 Jam-e Jam 紙

 大統領は、地域の現情勢に関するイラン・イスラーム共和国の評価と、革命と陰謀の違いに関する同国の見解について、「多くの場合、たとえ変革運動が完全に人民の意思にもとづくものであったとしても、〔その運動の正否にとって〕決定的に重要なのはその運動を〔欧米に利用されないようにするなど〕どのようにマネジメントするかにあるのである」と述べた。

 マフムード・アフマディーネジャード大統領はレバノンの「アル・マナール」放送とのインタビューの中で、民衆による運動と、その運動をどのようにマネジメントするかという問題は、別個の問題であることを認識することが必要だと強調した上で、次のように述べた。「地域の諸国民が現状に不満を抱いていることに疑問の余地はない。正義を打ち立てようと諸国民が努力することは当然であり、また神聖なことでもあると言えるだろう。政治アナリストたちはいずれも、地域で変革が起きることを予測している」。

 大統領はさらに、次のように強調した。

西洋諸国が地域を支配するようなことを許してはならない。もし何らかの問題が国に存在するのなら、国民と政府当局者は互いに対話し、理解し合い、人間的な解決策を見つけ出すことで、困難を克服すべきであろう。内戦を起こしたり、互いに殺し合ったりすることは、シオニストどもを利することになるということに注意を払うべきだ。

 アフマディーネジャード大統領は、シリアで内戦を起こそうという目論見があることについて、質問に応える形で次のように述べた。

リビアで起きたのと同じことがそこ〔=シリア〕でも起きることこそ、西洋諸国が望んでいることなのである。覇権主義者たちは決して、リビア国内の問題の解決を追求してきたわけではなかった。彼らは、神や人間性のために行動しているわけでもない。彼らにとって大切なのは、金(カネ)と石油、そして政治的支配だけなのである。

従って、シリア国民も同国の政府も、ともに意識を高く保ち、共に寄り添い、互いに理解し合うことで、問題の解決に努力し、必要な改革を自ら実行する必要があるのである。

また西洋諸国は決して、改革や繁栄や誇りを、誰かにもたらすようなことはない。彼らは、地域の民衆運動を操りたいと思っているだけなのだ。そのためには軍事行動に訴えることすらあるということに、注意せねばならない。地域の諸国民が経験しているあらゆる不幸は、西洋の干渉が原因なのである。

 アフマディーネジャード大統領はその上で、次のように述べた。

私が地域の各国政府に勧めるのは、自国民の自由と正義、選択の権利を正式に認め、タイムスケジュールに沿って相互理解の道を歩むことだ。西洋が各国の内政に干渉してくるようなことを許してはならない。

 大統領は、地域情勢に関して最近トルコが意表を突くような対応を見せていることについて、質問に答える中で次のように述べた。

イランはつねに、トルコの友人たちと、地域の最重要問題について話し合いをしたり、意見交換をしているが、西洋の陰謀は大変複雑であるということに、皆が高い意識をもつ必要がある。トルコやイラン、シリア、エジプト、サウジアラビアといった国々は、彼らにとって大した重要性などない。彼らはこれらの国々が進歩し、力を蓄えるのを好ましく思っていない。だからこそ、どの国も短期間であれ、〔トルコがシリアを非難するといった形で〕互いに対立させられて〔英米などに〕利用されるようなことのないよう、注意しなければならないのだ。



(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:山﨑さくら )
( 記事ID:23797 )