開通した新高速鉄道に乗客殺到―9月5日まで運賃無料
2011年09月01日付 Yeni Safak 紙


アンカラーコンヤ間を1時半に短縮した新高速鉄道(YHT)は、9日間で29,520人を無料で輸送した。

バイラム(宗教祝日)のため、9月5日まで全席予約で埋まっている新高速鉄道であるが、バイラム最終日まで無料で輸送するとして、国民に提供した乗車券数は42,640枚に達した。

エルドアン首相のテープカットで8月23日に開通したアンカラーコンヤ間の新高速鉄道に、国民が押し寄せた。エルドアン首相が、「国民に頻繁に利用してもらおう」との考えから無料乗車を提供したことにより、駅は人で溢れかえった。1度に410人を輸送できる新高速鉄道は、アンカラーコンヤ間の4往復、計8回を、すべて満席で走っている。新高速鉄道は、毎日、メブラーナの町から、ハジュバイラム・ベリの町の間で、3,280人もの人々を輸送している。8月24日朝7:00から今日まで、無料乗車券に殺到したアンカラおよびコンヤの市民は、バイラムであるのを幸いに9月5日まですべての便を満席にしている。9月1日以降29,250人を輸送した新高速鉄道は、バイラム休暇が終わる9月5日夜までに、42,640人を無料で輸送する。

■「首相が無料で乗ってくれと言ったのだ!」

トルコ共和国国営鉄道(TCDD)関係者によると、バイラム中終日満席の新高速鉄道では、立ち席乗車も受け入れざるを得ない状況である。乗車券を入手できなかった国民が、「首相が無料で乗ってくれと言ったのだ。立ち席でもいいから乗る」と騒ぎ、車掌は、昨日アンカラから30人を立ち乗りで乗せざるを得なかった。別の30人のグループも夜コンヤから(アンカラへ)戻りたいといい、鉄道職員が受け入れたため、計60人が立ち席で乗車した。

■9月6-7日は、乗車券が10-15トルコリラ(約447円―670円)

アンカラーエスキシェヒル間に続き、トルコで2番目の新高速鉄道となるアンカラーコンヤ間で、無料乗車は、9月5日夜に終了する。新高速鉄道がとても人気があることに注目したTCDDは、バイラム後にも国民向けのキャンペーンを行った。格安乗車券を準備しているTCDDは、9月6-7日の2日間、4往復分を10-20トルコリラ(約447円―894円)値引いた割引乗車券として販売する。通常35リラ(約1564円)のビジネスクラス席用乗車券は15リラ(670円)、通常25リラ(1117円)の普通席は10リラ(447円)で販売される。関係者は、残り2日分の空きはあるが、すぐに満席になるであろうと話している。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:23813 )