密入国して誘拐されて・・・―アフガン人3少年のドラマ
2011年09月10日付 Milliyet 紙


違法手段でアイルランドに入国しようとした3人のアフガニスタン人の少年達が、人身売買組織に誘拐された。自力で組織から逃げた少年達だったが、ギリシャに密入国しようとしたところを逮捕された。

イランからアイルランドへ違法な手段で向かっていた14歳の少年3人が経験したことは、(まるで)映画のシナリオのようであった。アイルランド共和国の国籍を持つアフガニスタン人のハリグ・ハッサーニさんは、アイルランドの警察に出向き、14歳になる彼の弟と一緒にいる弟の友人2人がイスタンブルで誘拐されたことを明らかにした。ハッサーニさんの申し出では、「私あてにイスタンブルから電話があり、弟と弟の友人2人を誘拐し、12,000ドルを(身代金として)送らなければ、彼らを殺すとの連絡があった」という。

■ 少年達は見つからなかった

ハッサーニさんの申し出は、インターポールを通じてトルコ当局に伝えられ、そしてイスタンブル警察が捜査を開始した。(警察は)国際的に人身売買を行う組織が、ゼイッティンブルヌにある2軒の家と1軒のホテルをアジトにしていたことを突き止めた。このため一昨日の朝、特定された住所の家宅捜索が行われた。家宅捜索により、小さな子ども達を含むアフガニスタン人27人の不法難民が逮捕された。イランから徒歩でトルコに入国し、その後バスでイスタンブルに来た密入国者を、違法にヨーロッパ諸国に入国させていたラーヒム・Y(31歳)、メフラム・H(52歳)、ファーティフ・D(51歳)が拘束され、裁判所に移送された。しかしながら、この捜査では誘拐されたとする少年達は見つからなかった。

■ クシャダスで少年達を逮捕

(警察の)強盗・恐喝犯担当課に連行された3人の容疑者は供述で、行方不明の少年達を知っていること、家に泊めたこと、そしてほんの少し前に家を出て行ったことを自供した。警察はこのためアイルランドにいるハッサーニさんと連絡をとった。ハッサーニさんは、14歳の弟が3日前にアイドゥンから連絡をしてきたことを警察に伝えた。この情報により捜査はアイドゥンに移された。そのすぐ後、イランで暮らしていたアフガニスタン人で行方不明の子供たちR.H、G.M、そしてK.Cが、クシャダスで他の不法難民のグループと一緒に海路でトルコから出国しようとしたところを、軍警察の複数の捜査班によって逮捕されたことが明らかとなった。少年達は直ちにイスタンブル県警察署に移送された。

■ 「脅されていた」

治安局で聴取を受けたR.H、G.M、そしてK.Cは、イランからアイルランドに行くために出発したこと、また現在拘留中の3人の容疑者によってイスタンブルで(一緒にトルコに密入国した)グループから引き離され、ある家に監禁されたことを話した。ドアに鍵がかけられていた家で、ナイフで脅されていた語った子ども達は、ある日容疑者達が施錠することを忘れたことに気づいて逃げたと述べた。3人の子ども達は、イスタンブルで他の密入国者のグループに加わってアイドゥン県のクシャダス郡に向かったと供述した。R.H、G.M、そしてK.Cは国外退去処分を受けるため27人の密入国者と一緒に外国人担当局に引き渡された。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:23909 )