シリア:対シリアポンドのドル為替レート引き上げ
2011年09月16日付 al-Hayat 紙

■シリア:対シリアポンドのドル為替レート引き上げ

2011年9月16日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:ヌール・アッ=ディーン・アル=アアサル】

シリア中央銀行は、6ヶ月以上為替レートを固定していた後、対シリアポンドのドル為替レートを48.04ポンドから47.69ポンドへ0.72%引き上げた。一方、闇市場では為替レートが概ね50.5ポンドに達している。中央銀行のアディーブ・マイヤーラ総裁は、米国がシリアに課した経済制裁を理由に、ドルでのあらゆる取引を中止し、完全にユーロへ移行したと発表した。また同総裁はシリアポンドの強さを強調、中央銀行はシリア紙幣を大量に保有しており、その額は流通している貨幣全体の量にほぼ相当する総額約6000億シリアポンドだと重ねて強調した。中央銀行が発表した報告書によれば、今回の措置は2007年からシリアポンドが連動することになった特別引出権(SDR)の1単位を決める国際通貨の相場動向に同調し、なおかつ国内のドルへの需給動向を反映して行われたという。

AFPは、EUがシリアに対して厳しい追加制裁を課す方向に向かっていると報じており、追加制裁の中には、シリア中央銀行のための紙幣印刷の禁止が含まれている。またAFPは、欧州で印刷された紙幣のシリア中央銀行への引き渡しを禁止する措置に対し、合意の大枠は出来ているとのヨーロッパ外交官らの発言も報じている。ちなみにオーストリア、ドイツ、ベルギーの企業が現在、シリア中央銀行向けに紙幣の印刷を請け負っている。

総裁は流通している500シリアポンド札と1000シリアポンド札の紙幣印刷を完了させ、それらを傷んだ紙幣と交換する作業が進められていることは認めているが、500シリアポンド札の偽造紙幣が存在するという噂については昨日、否定した。そして、その噂は、「シリアの経済基盤の解体と銀行部門への打撃を目的とした、偏向したメディアのキャンペーンの一部である」と評した。

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:23981 )