イスタンブル・イェニカプ出土の沈没船、1600年の眠りから覚める―マルマライ工事発掘
2011年09月17日付 Radikal 紙


マルマライ地下トンネル工事に伴いイェニカプで続けられている遺跡発掘作業で発見され、積まれていた荷物と木製の遺跡という点で、世界で唯一の発見例である沈没船が、1600年をへて引き上げられる。沈没船は、イェニカプに建設される予定の博物館に展示される。

6ヶ月前に発見された沈没船が世界で「唯一」である理由は、船の木材から釘にいたるまでが、すっかりそのまま残っているためである。考古学者らは、船の荷物のうち、アンフォラという陶器の種類から航路の特定を試みている。しかし、地中海地方や黒海地方のあちこちのアンフォラが出土し、どの港へ寄港したかは特定できなかった。

考古学者のメフメト・アリ・ポラト氏は「積み荷の発掘まで進みました。沈没した時のままの姿で、全く破損が見られません。何百年もの間、荷物が積まれていた状態でした。私たちは3次元のレーザー探査をする予定です。フォトモザイクを作成し、淡水の水槽に移します。イェニカプ広場に建設される予定の博物館d展えの示が構想されています」と語った。

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( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:24004 )