イエメン:石油製品の国内消費が半減
2011年09月18日付 al-Hayat 紙

イエメンの石油の国内消費が半減

2011年9月18日『アル=ハヤート』

【サナア:イブラヒーム・マフムード】

イエメン中央銀行は石油派生製品の国内消費が大きく減少したと発表した。2011年の最初の7ヶ月間で消費量の減少幅は半減以上となったが、原因は政治混乱である。中央銀行の情報筋は本紙に、先々月の7月終わりまでの7ヶ月間で、石油派生製品の国内消費は660万バレルに達したと明かした。2010年の同じ7ヶ月間と比べて、国内消費は54%の減少を記録した。

同情報筋は、イエメン政府の原油輸出収入の割り当て分は290万バレルであり、去る7月の収入額は3億3800万ドルとなった。これに対して、先月8月のイエメン政府の原油輸出収入は3億2600万ドルだった。中央銀行の報告では、今年の前半7ヶ月間の原油輸出収入のイエメン政府の割り当ては、1800万バレルを記録した。この割り当てによる収入は20億ドルに上る。これに対して、2010年の同じ7ヶ月間では1900万バレルがイエメン政府への割り当てだった。

原油の輸出の大部分は、「アデン精油所」を通して石油製品の購入に使われた。石油製品の購入に充てられた金額は16億ドルに上った。

報告では、中央銀行の外部資産の規模がわずかに向上したと強調された。外部資産は7月終わりに1兆360億イエメン・リヤル(48億4800万ドル)に達し、輸入の5.9カ月分賄うことができる金額である。これに比べて前の月(6月)の外部資産は1兆180億イエメン・リヤルに上り、輸入の5.8カ月分をにあたる金額である。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24005 )