アンカラ爆弾テロ事件、犯人は単独犯?―過去の爆弾事件と同一犯か
2011年09月22日付 Zaman 紙


アンカラ・クムルラル通りで3名が死亡した爆弾テロの実行犯が、2011年7月5日中東工科大キャンパス近くでおきた、軍用車をねらったテロ犯と同一人物との見方が有力となっている。

昨日(21日)の夕刻、爆発のおきた駐車場の管理人と別の1人がアンカラ警察に連行された。この2人が、テロの容疑者とみられていることが判明した。

爆発のあとにはじまった捜査で、事件現場にあった監視カメラの映像が調査され、実行犯が特定された。実行犯が、車のサイドブレーキをひいた状態でクルムラル通りに入ってきたことがわかった。カメラの映像から、帽子をかぶり、明るい色のTシャツと濃い色のズボンをはいたテロリストが、事件前、車の後部座席に約10分間座っていたことがわかった。

警察は、車が偽の身分証明書で購入された9月13日から、テロが実行された9月20日の間、当該の車がどこにあったのかを各地の監視カメラの映像から追跡した。調査の結果、この車が、コンヤ県のセイディシェヒル郡に設置された監視カメラに映っているのがわかった。この結果、爆弾が、コンヤからアンカラにもちこまれた可能性を強まった。コンヤ警察は、町の中心部とセイディシェヒル郡で、広範囲の捜査をはじめた。

一方、警察は、人物が特定されたテロリストが、アンカラからコンヤに逃走した可能性についても、調査している。監視カメラの映像からは、テロの犯人が単独犯であることが判明した。現在、氏名が発表されていないこの爆弾テロリストは、2011年7月5日に、アンカラ・エスキシェヒル幹線道路に74メートルのケーブルをひいて爆弾を準備し、軍用車の通行時に爆発させた事件で知られている。この爆発犯の映像は、ジェパ・ショッピングセンターからテロに使ったバッテリーを購入する際にとらえられている。この事件の際には、4台の自動車が被害をうけたものの、死傷者はでなかった。

アラアッティン・ユクセル・アンカラ県知事は、クズライでおきた爆発で使われた爆弾が、強化されたTNTタイプのものであることを発表した。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:24046 )