トルコ中央銀行バシュチュ総裁、IMF総会でトルコ経済を総括
2011年09月24日付 Hurriyet 紙


エルデム・バシュチュ中央銀行総裁は、取られた措置によって経済危機の影響が最小に抑えられることが目指されていると強調する一方、7月以来経常収支の赤字が回復していると指摘した。

国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会のためアメリカ合衆国を訪れたバシュチュ総裁はプレゼンテーションで次のように発言した。

2010年11月以来我々が取っている措置はグローバルな問題のトルコに対する影響を最小に抑えることを目的としている。
私たちの政策の組み方はインフレと経常収支双方の赤字を減少させる方向で決定されている。
7月以来経常収支の赤字において特出した回復が見られている。
内外の需要安定化のプロセスが始まっている。
信用の増加速度と構成は望まれた方向で前進している。
外国の直接投資と長期の外部金融の支払いにおいて増加が見られる。
8月に取られた措置の後、トルコリラは他の発展途上国の通貨に対して価値を獲得し、一方ユーロに対しては安定した動きが見られる。
銀行預金の支払い期限は伸び続けている。
インフレは2012年末に5%という目標に容易に到達できるだろうと予測している。経済的安定に向けて取られた対策も目的を達成しつつある。

■金利政策は成長を支援

バシュチュ氏は、「通貨の流動と財政部門の政策は実に緊迫した状況である一方政策金利は経済成長を支えるレベルにある」と述べた一方、現在の政策金利固定は明確にインフレ抑制の方向へ影響を与えていることを明らかにした。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:24075 )