治安維持軍総司令官「ウルミエ湖を混乱を生じさせる口実にしている者たちがいる」
2011年09月22日付 Mardomsalari 紙

 治安維持軍総司令官は、ウルミエ(オルーミーイェ)湖の乾燥化をめぐって起きている一部の抗議運動を批判した。

 エスマーイール・アフマディー=モガッダム大佐はアルダビールで、次のように述べた。

ウルミエ湖の問題は、自然環境が直面している現実の問題であり、同地域で生計を営んでいる人々の生活を危険にさらしている。彼らは、政府がこの問題に対して、何らかの措置を講ずることを期待している。しかしその一方で、政府だけであらゆる問題を解決することができるわけではない。メディアの力も借りて、様々な集会や会議を開催するなど、合理的な方法で問題の検討が行われているところだ。〔ところが〕一部の人間は、ウルミエ湖の問題を口実に、社会に混乱をもたらそうとしている。この件で、我々は〔抗議運動参加者の長期間の?〕拘束はしてこなかった。

 これより前、オルーミーイェ選出のジャヴァード・ジャハーンギールザーデ議員は、ハバル・オンラインのインタビューに対し、「ウルミエ湖をめぐる問題は環境・社会問題の枠内にとどめておくべきであり、自然環境という視点からこの問題を見つめるべきだ」と呼びかけた上で、「私の考えでは、この問題を治安問題にしてはならない。政治的視点をこの問題に投影してはならないのだ〔‥‥〕」と語っていた。

 〔後略〕

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:24101 )