PKKシンパ、ドイツ・ケルンでテレビ局占拠―オジャラン解放を要求
2011年09月28日付 Milliyet 紙


テロ組織PKKは、ドイツをも悩ませた。

PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のシンパは ドイツ最大の民法テレビ局RTLのケルン本社を占拠し、アブドゥッラー・オジャラン氏の解放を要求した。
男女合わせて約30人からなるシンパはドイツ時間の午後4時30分頃、テレビ局の会議室を占拠し、テロ組織を支援するプラカードを吊るした。この事件をうけ警察はテレビ局の周りに広域警備体制をしいた。シンパはスローガンを掲げ、毎日放映される番組内で彼らの要求を伝えることと、オジャラン氏に関する番組を放映することを要求した。警察とRTL関係者は、この招かれざる客による振る舞いをやめさせるために、交渉を続けていることが報じられた。

■占拠は終わった

その後PKKシンパによるドイツ民法テレビ局RTLのケルン本社建物の占拠が終わったことが知らされた。
ドイツ警察は、約30人のPKKシンパをバスに乗せ警察に連行したことを発表した。
そしてシンパが、テレビ局の中で座り込み歌を歌っていたこと、4ページに亘る政治的要求が書かれた嘆願書をディレクターに渡していたことが伝えられた。
テレビ局の職員は突然の占拠で恐怖に陥り、一部の職員はテレビ局から逃げ出したという。

■強い非難

ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相は、テロ組織PKKのシンパによるドイツ民法テレビ局RTLのケルンス本社占拠を激しく非難した。外相は会見で「思想の自由の名において行われたこの占拠だが、決して受け入れられるものではない」と述べた。
さらにギド・ヴェスターヴェレ外相は、EUとドイツがPKKをテロ組織として認識しており、そしてこのことはトルコ政府にもはっきりと知らせたと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:24114 )