門戸開放へ―ヘイベリアダ神学校、セリミエ兵舎、パトリックハーネなどなど
2011年09月29日付 Hurriyet 紙
ヘイベリアダ神学校
ヘイベリアダ神学校

前を通る時に気になるが、中に入るための許可を取得するのが困難なパトリックハーネ、ヘイベリアダ神学校、セリミエ兵舎を含む47件の建物を簡単に見学できるようになる。

アルキテラ建築センターが主催する、イスタンブルで通常は見学することができない歴史的及び建築的に重要な建物や場所を見学することができる建築物一般公開フェスティバルの第2回が、VitrAの後援により10月1~9日の日程で開催される。同フェスティバルでは、パトリックハーネ、ヘイベリアダ神学校、イェニカプ・マルマライ発掘現場、オーストリア総領事館、ボアジチ大学カンディリ気象台、セリミエ兵舎、アフリダ・シナゴーグ、大統領府別荘、フベル邸、英国病院を含む、普段は見学できない建物を探検することができる。

■ガイド付き

2011年建築物一般公開フェスティバルの期間には、イスタンブルにある普段は見学のために特別な許可を取得しなければならない歴史的及び近代的な建築物、場所、トルコの重要な建築事務所を見学して回るツアーが行われる。こうすることで、参加者は、建築がイスタンブルの事務所においてどのように実践されているかを見ることができる。街の文化及び建築をより近くで見学したい人は、www.acikkapi.gen.tr で見学ツアーの申し込みができる。参加料金は平均7TLである。定員が限られている見学ツアーでは、ボランティアのガイドが案内する。

■47件の建物を見学できる

アルキテラ建築センターのオメル・ユルマズ会長は、今回のフェスティバルでは、47件の建物を見学することができると話し、「来年は、この数を100件にする予定である。自由建築家協会の協力を得て、アンカラでも100件の建物を見学できるようにしたいと考えている。建築家のみならず、希望する一般人も参加できるこのフェスティバルには、現在までで700人が申し込みをしている。建物は、ビュレント・タンジュ、ムラト・ゲルメン、オメル・カヌパク、コルハン・ギュムシュから成る5人の審査委員会と一緒に決定した。我々の目的は、通常は中に入れない建物の門戸を開放することであった。公開される建物の中には、シナゴーグ、教会、領事館のような、許可を取得するのが困難な建物も含まれている」と述べた。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:24122 )