TVドラマに新規定、18歳以上向けは夜11時以後放映へ
2011年10月05日付 Milliyet 紙


新しいRTÜK(テレビ・ラジオ高等機関)法にそって準備された草案によると、ドラマの放映時間が変わる。草案によると、ドラマには分かりやすいマークがつけられ、それに応じて放映されることになる。「18+」のマークのついたドラマは23時以降に放映できるようになる。RTÜKのダヴト・ドゥルスン会長は新規定をトルコのニュースチャンネル「CNN TÜRK」で説明した。

RTÜK(テレビ・ラジオ高等機関)のダヴト・ドゥルスン会長は、CNN TÜRKアンカラ代表のハンデ・フラット氏に新RTÜK法と規定草案を説明した。
会長は毎月寄せられる苦情の50パーセント以上はドラマに関するものだと述べながら、実施される新規定でドラマに特別基準を設けると説明した。
今後実施される新規定で、ドラマにおけるレッドラインは、国民的価値やモラル、家族的絆に反するものまたは暴力や性的なシーンを含むものであるとした。
新規定の土台となる新RTÜK法では罰則も重くなった。

テレビドラマ放映時間帯に年齢基準が導入

罰則と同時に規制も強化すると述べたドゥルスン会長は、わかりやすいマークも法的基盤に組み入れられると述べた。
会長は、「この法律でマークの使用が義務付けられるようにしました。 放映する側は、番組の内容を示すわかりやすいマークを使用しなければならない。このようなマークによって視聴者はあらかじめ情報を得ることができ、番組に暴力シーンや性的なシーンがあるか否かを知ったうえで、子供に見せたくないと思えば他のチャンネルに変えることができるようになります。しかしさらに重要なのは、内容によって、放映時間ごとの対象年齢の基準がもたらされることである」と述べた。
会長によれば、「7+」、「13+」、「18+」といった形で年齢区分がなされ、「18+」が付いた番組およびドラマは午後8時には放映できない。
これらの番組は子供がテレビの前にいない時刻、午後11時以後に放映できる。

マークは番組によって判断

一方でどのマークをつけるかは、各放送局が自らの基準では行えず、特別なコンピュータプログラムによりなされる。このプログラムにデータが送られると、ドラマあるいは映画にどのマークがふさわしいか判断してくれる。
新RTÜK法では、「児童をむやみに出演させてはならない」とする条項もあると述べる会長は、子供がテレビコマーシャル、ドラマ、映画に出演することに関して労働省とともに規制を加えていくと述べた。
現在の労働法では、14歳以下の子供のための規制がないと語る会長は、「どれくらいの年齢層の子供が、どれくらい働けるか、これらすべては労働法に盛り込まれることになります。我々は義務教育に支障のある労働は行われるべきではないと思っています」と述べた。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:24170 )