ブルガリアで民族間衝突、「ロマ(ジプシー)を丸裸に、トルコ人をぶっ殺せ!」
2011年09月29日付 Milliyet紙


あるブルガリア人とロマ(ジプシー)の間におきた交通事故がもたらした緊張が、民族間の抗争につながった。

ブルガリアで一人の若者が亡くなった交通事故に関連して、「チャル・キロ」というあだ名のロマのリーダーと彼の親族が逮捕された。一昨日の夜も続いたブルガリア人とロマの衝突とデモで、160人以上の人が逮捕された。

■「ロマを身ぐるみはがせ、トルコ人をぶっ殺せ」

先週の火曜日にフェリベ市近くのカトゥニトサ村で、19歳のブルガリア人の若者が、ロマのリーダーが所有するミニバスにはねられた。この事故から衝突が発生し、隣国ブルガリアでの民族間の緊張が高まった。同日の夜、事件は偶然ではなく故意の殺人であると主張する地域のブルガリア人住人は、「ATAKA」のような国粋主義政党の扇動もあり、ロマの有力者の家に襲撃をかけた。何百もの人が参加したそのデモで「チャル・キロ」の家にはガソリンがまかれ火がつけられた。「ロマを身ぐるみはがせ!」、「トルコ人をぶっ殺せ!」というスローガンが聞かれた。

緊張の高まりを受けて、ボイコ・ボリソヴ首相と政敵のゲオルギ・パルヴァノヴ大統領は先日、団結を示すためカトゥニトサ村を訪問した。人びとは、犯罪組織のリーダーだと言われるチャル・キロこと、キリル・ラシュコヴの家族を村から追放するよう求めた。交通事故に関しては、近親者と共謀して「死の脅迫」をしたという疑いでチャル・キロは逮捕された。しかし逮捕された人は、ミニバスを運転してはいく、本来の犯人はトルコに逃げたといわれている。デモは一昨日の夜も続いて。国中でデモにかかわった160人以上の人が逮捕された。

■ロマも応酬

この最初の民族的な衝突の後、ブルガリアの15の異なる街で集まったブルガリア人の若者たちはギャングのように組織化してロマの捕獲を始めた。次々と勃発した路上衝突で、ナイフのような刃物のみならず拳銃も使われたと目撃者たちは証言している。ブルガリア人の若者たちが非合法的に組織化されたのを受けてロマも応戦に出た。実際、ロマのギャングらは、首都ソフィアの道路の真中で、目が合ったブルガリア人を次々に攻撃し始めた。ソフィアに住んでいるラドスラヴ・ミハイロフという名の新聞記者もこの民族衝突で負傷した。

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(翻訳者:藤井彩香)
(記事ID:24179)