サルコジ仏大統領、アルメニア・エレヴァンでトルコ向け発言
2011年10月06日付 Hurriyet 紙

フランスのニコラ・サルコジ大統領は、公式訪問中のアルメニアの首都エレヴァンからトルコへ1915年の事件と向き合うよう呼びかけた。

アルメニアのセルジ・サルキシャン大統領と行った共同記者会見で話したサルコジ大統領は、「フランスとドイツ同様、トルコも大国です。ですから、フランスとドイツがそうしたように、トルコも歴史を見直すべきです」との表現を使用した。

ル・フィガロ紙は、大統領としてはじめてアルメニアを訪問したサルコジ大統領のエレヴァン訪問を、近づいている選挙への下準備と解説し、フランスに45万人のアルメニア系フランス人がいることを強調した。

フランス大統領は、アルメニア訪問の前にメディアマックスとのインタビューで「フランスとアルメニアの関係の根幹は歴史的な深さに依拠しています。フランスは、虐殺から救出された何千人ものアルメニア人へ、扉を開きました」と述べ、「すべての人がこの悲劇を虐殺であったと述べる勇気を見せるべきですし、 フランスは虐殺を公式に認めた最初の国であることを誇りに思っています」と付け加えた。

アルメニア占領下にあるアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ地域についての見解も述べたサルコジ大統領は、「ナゴルノ・カラバフ問題の平和的解決を可能 にする方法があります。それは、欧州安全保障協力機構(OSCE)ミンスクグループです。このグループの共同議長がカラバフ問題の解決のため尽力しています。しかし、何よりもまずあなた方自身が、つまり、アルメニア人とアゼルバイジャン人の皆さんが解決の道を見つけなければなりません」と話した。

フランスのサルコジ大統領訪問には、有名歌手のシャルル・アズナヴール氏、エレーヌ・セガラ氏、映画監督のアラン・テルジアン氏が同行している。

サルコジ大統領のコーカサス地方訪問の一環で、今日のアルメニア訪問に続き、明日はグルジア、その後はアゼルバイジャンへの訪問が計画されている。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:24181 )