ハッキャーリ・チュクルジャでPKK襲撃、トルコ軍24名死亡、18名負傷
2011年10月19日付 Hurriyet 紙


PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のテロリストたちは、ハッキャーリ県のチュクルジャ市街地にある治安部隊の駐屯地と国境付近の連隊に対し、重火器による同時攻撃を行った。これにより発生した武力衝突で24名の治安兵が殉職し、18名の兵士が負傷した。チュクルジャとその周辺都市で続けられている掃討作戦において、これまでに21名のPKKメンバーが死亡している。

深夜に200人からなるPKKグループが攻撃を始めた。市内にある警察や軍警察の建物、さらには治安部隊の監視ポイントに重火器で攻撃を仕掛けたテロリストたちは、(軍の)注意をそちらに向けさせた。その直後、市の中心地から15キロの距離のウシュック地域でチュクルジャ第21国境警備軍警察師団司令部に属す国境ケキリッキテペ駐屯所に対し、テロリストたちは重火器で攻撃をしかけた。

■武力衝突は朝まで続いた

警備隊はテロリストの攻撃にすぐに対抗し、その衝突は翌朝の明け方まで続いた。チュクルジャの中心部と国境ポイントで同時に起こった武力衝突の現場には、軍と警察の援軍が送られた。国境の駐屯所を攻撃したテロリストと戦う兵士たちを援護するため、当該地域にコブラ・ヘリコプターが送られた。

初めに入った情報によると、衝突ではケキリッキテペで21人、市内で3人の兵士が殉職し、18名が負傷した。今回の武力衝突で負傷した18人の治安兵の多くは軍人で、ヘリコプターによりハッキャーリ軍事病院をはじめとした当該地域の病院に搬送され、治療を受けた。

■チュクルジャへの出入りは制限されている

夜半から明朝まで続いた武力衝突ののち、チュクルジャ市の中心への出入りは制限されている。

■大規模作戦

一方、最も死者が多いウシュックル地域にあるケッキリッキテペ、さらに国境地点にあるカザン渓谷やサブル山地域では大規模な軍事作戦がはじめられた。作戦にはコブラ・ヘリが上空から援護し、特別部隊がその任にあたっている。

■21人のPKKが殺害された

軍事作戦と激しい追跡が続けられているが、そこで発生した銃撃戦で21人のPKK員が殺害されたという。

■支援部隊、派遣

チュクルジャ市の中心の軍隊や警察の連隊を同時攻撃した200人ほどのPKKのテロリストと治安部隊の間でおきた武力衝突は、市の軍警察司令部、警察の寮、スィブリテペそしてアサイシュテペなどの地点で特に激しかった。市の中心から15キロほどのケキリッキテペにある駐屯地を重火器で攻撃した大勢のPKKのグループとの武力衝突は朝まで続いた。武力衝突では24人の兵士が殉職した。

■武力衝突で市内の民家も被害を受けた

PKKのテロリストによる攻撃で、チュクルジャ市では、治安部隊の建物だけでなく、多くの民家も被害をうけた。チュクルジャで明朝まで続いた武力衝突で、一部の民家も被害を被った。市の中心で鳴り響いた砲弾の投下によって家にひびが入り、飛び交う弾丸のせいでガラスが割れたという。大きな恐怖におびえる市民たちは、このような事件がこれで最後になることを願うと語っていた。

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( 翻訳者:奥 真裕 )
( 記事ID:24283 )