イスラエル釈放のハマスメンバー、特別機でイスタンブルに到着
2011年10月19日付 Milliyet 紙


イスラエルとパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの間で結ばれた捕虜交換取引で、パレスチナの外で暮らすという条件で釈放された40人のパレスチナ人捕虜のうち、女性1人を含む11人のパレスチナ人が、特別機で昨日(18日)深夜、トルコに到着した。

イスラエル側の条件とハマスとによってもたらされた今回の合意において、トルコに好条件で送還されたパレスチナ人たちは、今後一定期間、全員一緒に安全な場所で迎えられることとなる。

外務省とパレスチナ大使館から得た情報によると、イスラエルは、捕虜交換取引によって今後釈放されるパレスチナ人のうち、 40人の捕虜について、イスラエル、パレスチナ以外の第三国に送還するという条件を提示した。また、捕虜の送還先はトルコ、シリア、カタールとされた。これを受けてハマスのある幹部は、一昨日(17日)、トルコを来訪している。ハマスの幹部は、一昨日の夕方外務省において、トルコに送還されてくるパレスチナ人の状況について話し合いの場を持ったという。幹部は、暫しアフメト・ダヴトオール外務大臣と面会を行った。

トルコ外務省は、ハマス側の送還者のトルコ滞在希望について、書面による要請を望んだ。ハマスの幹部らが今回の送還者たちが(滞在国で)デモに参加しないということも保証したとされる。これらのプロセスを経てトルコ側は、昨日(18日)夕方、エジプトのカイロ国際空港に特別機を飛ばした。

特別機には、昨日(18日)夜23時20分以降に女性1人を含む11人のパレスチナ人が搭乗した。11人のパレスチナ人は昨日深夜アンカラ・エセンボア空港に到着。パレスチナ人送還者たちは、一定期間、全員一緒に安全な場所で迎えられるという。

■エセンボア空港で感謝の礼拝

トルコからの特別機でカイロからアンカラに送還された女性1人を含む11人のパレスチナ人は、在アンカラ・パレスチナ大使のナビール・マルーフと外務省の数人の幹部職員によって迎えられた。飛行機から降りた後、勝利のVサインを掲げたパレスチナ人たちは、飛行機の階段の前で「感謝の礼拝」を行った。空港から2 台の車に分乗したパレスチナ人たちは、護衛を伴って空港を出発した。パレスチナ人送還者たちは、報道陣の前で実際にVサインを掲げながら挨拶の言葉を投げかけ、今後滞在することになる場所へと送られた。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:24284 )