速報―ヴァンでマグニチュード6.6の地震、けが人50人、さらに被害拡大か?
2011年10月23日付 Hurriyet 紙


ヴァンとその周辺で、今日13時40分に大きな地震が発生した。町では電話が途絶え、停電が発生している。ボアジチ大学カンディル地震研究所は、震源地はヴァン県のタバンル、マグニチュードは6.6と発表した(訳者注:のちに、モーメント・マグニチュード7.2と訂正されている)。

地震により、ヴァンの中心地で多くの建物が崩壊した。カーズム・カラベキル通りにある7階だての建物が崩壊し、多くの市民が取り残された。消防隊は、住民の救出に努めている。
13時56分には、ヴァン県オズユルトを震源に、マグニチュード5.5の余震が発生した。また、カンディル地震研究所のインターネット上の情報によると、13時48にも、マグニチュード5.4の地震がヴァン市郊外のゲウルクナイカク村を震源に、また、13時56分以後ゲディクブラク村を震源に、マグニチュード5.5の余震が2度発生した。

■50人が怪我

ヴァンでの地震により、怪我をした50人が病院に運ばれた。アナトリア通信の記者が現地から伝える情報によると、地震で壊れた住宅や店舗・工場の下から運びだされた怪我人が、病院に運ばれはじめた。
ヴァン・ユズンジュユル大学医学部病院では、余震が続くため病人らが庭に運ばれた。地震で壊れた建物から救出された50人への緊急手当ては、病院の庭で行われている。怪我人には、警官や軍警察員の姿も見られる。

倒壊現場から救出され、まだその数がはっきりしない怪我人が、軍用や一般の救急車で、周辺の県に運ばれている。町の中心では、軍警察と機動隊の部隊が、壊れた建物に市民が入らないように、治安維持にあたっている。

■国立病院の病人、運び出される

地震により、エルジシュ市で多くの建物が崩壊した。特に、ヴァン通りとベヤズィット街区での被害が大きい。市内の、老朽化した高層ビルが多数、崩壊した。崩壊した建物の下には生き埋めになっている人がおり、一部の建物からは煙が上がっている、という。

エルジシュ市では電話と電気が途絶えており、一部の道は通行止めとなっている。病院では病床が不足している、という。ムラディイェ市でも、建物にひびがはいり、人々は通りに飛び出たという。ムラディイェ市の国立病院では、地震での被害を恐れ、病人が建物の外にだされ、病院脇の空き地にテントが張られているという。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:24320 )