108時間生存の秘密―雨が命を救った
2011年10月28日付 Milliyet 紙


捜索救助隊はエルジシュで2時20分頃、地震から約108時間後にフェルハト・トカイ君を瓦礫から救出した。健康状態は良好と伝えられた。トカイ君は雨水を飲んで生き延びたと語った。

フェルハト君とイムダト君はエルジシュの瓦礫の下からそれぞれ100時間と108時間後に救出されたが、治療を受けている病室でも一緒に過ごしている。

ヴァンのエルジシュ郡の地震の瓦礫から108時間後に救助されたフェルハト・トカイ君と、100時間後に救助されたイムダト・パダク君の健康状態は良好である。

フェルハト君とイムダト君は、ヴァン教育研究病院で治療を受け、アナトリア通信特派員に感想を語ったのだが、彼らは生き延びた喜びの中にいる。フェルハト君とイムダト君は非常に多くの苦しみにもかかわらず、互いにユーモアを交え、時には冗談を交わした。

13歳で初等教育第8学年のトカイ君は、地震で6階建ての建物の瓦礫の下にいたことを思い出しながら、「いつもアッラーにお祈りしていました。私を助け救ってくれました。今はとても元気です。瓦礫の下ではそんなに混乱しませんでした。いつもお祈りしていました。『アッラー、お母さんとお父さんが 死んでしまっているのならば私も死にます。生きているのならば私も生き延びます』とお祈りしました」と話した。

トカイ君は、地震の直後、瓦礫の下で声を聞き、大声を出したけれど届かなかったと説明し、「僕は下の方にいました。僕の声は彼らには届かなかったのです。2,3回壁が取り除かれてから作業車が穴を開け、僕はその穴から『助けて』と叫びました。彼らは僕の声を聴いて助けてくれました。お医者さんと救助チームにとても感謝しています。アッラー、彼らに祝福を。」

「雨で生き延びた」-トカイ君の側のベッドで治療を受けていたイムダト・パダク君は信頼と信仰を決して無くさなかったと話した。

パダク君は救助されることを常に信じていたと述べ、次のように自分の気持ちを話した:「救助チームが僕を見つけてくれるように声を出していました。作業車が動いるのが聞こえていました。本当にとても困難でした。僕には信仰がありました。「アッラーは偉大なり、どんなものにも良い面がある」と言っていました。雨水で生き延びました。

救助チームを見た時とてもうれしかったです。その時は本当に大変でした。脱出しようとしましたが何もできませんでした。僕の体の上に壁がのしかかっていました。あの時、すべてのものが崩れ落ちていて、手で頭を守ろうとしました。瓦礫の中では隙間は僅かなものでした。ほとんど身動きできませんでした。僕を助けてくれて治療をしてくれた皆さんに感謝しています。」

医師団は、トカイ君とパダク君は全般的に健康で良好であり、時間が経つにつれ症状がよくなっていると報告した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:24388 )