救出された生後2週間の赤ん坊の父親、遺体で発見
2011年10月28日付 Zaman 紙


ヴァンで10月23日に発生したマグニチュード7.2の大地震で、倒壊した建物から救出された生後2週間の赤ん坊、アズラちゃんの父親であるスィナン・カラドゥマンさんが遺体で発見された。アダナ民間救助隊の主導で長時間にわたって行われた捜索の末に、34歳の父親、カラドゥマンさんが発見され、死亡が確認された。

地震2日後に倒壊した建物から生後2週間のアズラちゃんが救出された後、その母親も無事に救助された。生後二週間の赤子とその母親、祖母も救助されたことで、この一件はトルコ国内外に『一家3人が倒壊した建物から救助された』という見出しのもと、広く報道されていた。
アズラちゃんの両親の、セミハさんとスィナンさん(34)は、2009年に結婚。スィナン・カラドゥマンさんは、イスタンブル工科大の工学部を卒業。スィヴァスで暮らしていたカラドゥマン夫妻は、出産のため、スィヴァス国立病院の前院長で、現在はエルジシュの私立病院で小児科医として働くアフメト・カラドゥマン医師を頼って、里帰りをしていた。セミハさんが、ヴァンで早期出産を行ったため、アズラちゃんは10月9日に誕生。23日に発生した地震で、一家全員が罹災した。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:24389 )