ダヴトオール外相、シリアを厳しく非難
2011年11月14日付 Hurriyet 紙

(アフメト・ダヴトオール外務大臣は、)トルコ政府は在シリア大使館への襲撃に対し「強い姿勢」で抗議していくと語った。この会見が行われている時、TVニュースはシリアがトルコに謝罪したことを伝えた。

アフメト・ダヴトオール外務大臣はトルコ大国民議会(TBMM)でおこなった会見で、「ここから、(トルコ)国会の中から、私はシリア政府にもう一度呼びかける。総領事館や、大使館への襲撃に関しては、すでに相応の外交上の対応を行い、返答を受けているが、しかし私たちはこの襲撃に対して最も決然とした姿勢をとり、シリア国民の正当な闘いを支持し続けていく」と述べた。
計画予算委員会へ外務省の2012年度の予算案を提示したダヴトオール外相は、シリア政府を信頼することはもはや不可能であるとし、アサド政権の「抑圧的な政治に対して、必要とされる地域的・国際的なプラットフォームを始動させていく」と語った。
トルコ政府は13日、在ダマスカス、在アレッポ、在ラタキアの公館に対する土曜日(12日)の夜の襲撃に関連し、シリア側に覚書を渡していた。そしてトルコ外交官の家族は13日、シリアから避難帰国した。

■シリアは謝罪した

ダマスカスで記者会見を開いたシリアのワーリド・アル・ムアッリム外相は、襲撃事件についてトルコに謝罪したことを明らかにした。ムアッリム外相は、「外務大臣として、外国公館に対しておこなわれたこれらの襲撃について謝罪する」と述べた。
また同外相は、ウィーン条約によれば、シリアはシリアにおける大使館の安全に責任があったとし、このような事件が再び起きないことを望んでいると語った。
アラブ連盟が先日シリアの加盟資格を停止する処分をくだした後、在シリアのトルコ公館とともにサウジアラビア、フランス、カタールの公館を(シリア)体制派であるといわれているグループが棒とナイフを持って襲撃した。
報道関係者のトルコとの関係についての質問に対し、「トルコとの関係はトルコが決める」と答えたムアッリム外相は、トルコがシリアとの国境に緩衝地帯を設けるのではないかとの噂に関しても、「私たちの友人であるトルコがそのようなことをするとは考えられない」と述べた。

■ロシアと中国を信頼している

ムアッリム外相はアラブ連盟がシリアの加盟資格を停止処分にしたことはまた、「非常に危険で違法な行為」である、と語った。
リビアと同様のことがシリアで繰り返されはしないというムアッリム外相は、「ロシアの友人と連携を進めている。中国とロシアの友人は私たちの期待を裏切らない」と述べた。
さらにムアッリム外相は、ロシアと中国が国連安保理でのシリアに関する姿勢を変更しないことを確認しているとし、これによりシリアへの外国による介入が行われるとは考えていないと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:24548 )