シリアで巡礼帰路のバスに銃撃、トルコ人2名負傷
2011年11月21日付 Yeni Safak 紙
写真は、ザマン紙へのリンクです
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シリアでトルコ人巡礼者の団体が乗るバスが銃撃を受けた。この事件で二名が負傷した。

巡礼の義務を果たし帰路につくトルコ人巡礼者を乗せた二台のバスがシリアで銃撃を受けた。
入手した情報によると、トルコ人巡礼者を乗せた二台のバスは、朝方、シリアのハマ‐フムス間で銃撃を受けた。
銃撃を受けた巡礼者の乗るバスのうち一台で、運転手のナジ・オザタ氏とジェミル・カルル氏が軽傷を負った。

多数の銃弾を浴びた二台のバスは、ジェルヴェギョズ国境ゲートからトルコへ入国した。負傷したジェミル・カルル氏(50)はレイハンル国立病院に、運転手のナジ・オザタ氏はアンカラ国立病院に搬送された。

カルル氏はアナトリア通信の取材に対し、武器を手にしたグループが一瞬のうちに彼らに向けて銃撃を始めたと話した。

カルル氏はバスでは全員が床に伏していたと述べ、事件を次のように語った。

「我々は8、9台のバスで車列を組み進んでいました。まず赤い車が現れました。そこには4人が乗っていました。まずそこから銃弾が飛んできました。我々がなおも進もうとしていることに気づくと、更に4人が現れ銃撃を始めました。その4人の銃撃の方が大きな被害を与えました。我々の車両の左右と後部の窓ガラスが割れました。誰が何のために襲撃したのか全く分かりません。我々は突然のことで何が起きたのか分かりませんでした。通路に折り重なって伏せました。そうやって自分の命を守ったのです。ああしなければ死んでいたかもしれません。我々を乗せたバスは、スピードを上げて武装グループの間を通過し、一度も停止することなくジルヴェギョズ国境ゲートまで辿り着きました。私は襲撃で腹部と脚に銃弾を受けました。」

治療が続いているカルル氏の状態は良好であること、他の巡礼者は別の車両で故郷に向かっていることが明らかになった。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:24610 )