オーストラリア、教科「トルコ語」を公認
2011年11月21日付 Radikal 紙

首相府在外トルコ・親族コミュニティ事務局の書面による発表によると、同事務局と在豪トルコNGOによる数か月にわたる働きかけの結果、オーストラリア政府は国定カリキュラムで「トルコ語」を公認したという。

在外トルコ・親族コミュニティ事務局からの発表では、まず、オーストラリアでかつて州の管轄にあった教育カリキュラムの統合により、2008年「国定カリキュラム」を巡る働きかけが始まったことが記されている。

発表によると、この働きかけを通じ、移民が母国語を習得できるよういくつかの言語が国定カリキュラムで認可されたが、認可された言語の中にトルコ語はなかった。このため、事務局はオーストラリア関係当局へ公式文書を送付し、国定カリキュラムにトルコ語を加えるよう強く働きかけを行ったという。

■発表は下記の通り:

「更に、外務省、国民教育省、宗務庁、トルコ大国民議会オーストラリア友好会、パブリック・ディプロマシー調整局は、この件を知ってトルコ語が国定カリキュラムで認可されるよう関係当局へ働きかけを行った。これとは別に、オーストラリア政府が国定カリキュラムでトルコ語を認可するよう、在豪トルコ系NGOへも周知された。同NGOはオーストラリアの与野党国会議員へ陳情を送り、(オーストラリアでは)約15万人のトルコ語話者が1つの社会を形成していることから、トルコ語をカリキュラムに取り入れるよう政府に要請した。

■オーストラリアはトルコ社会の要求を聞き入れた

オーストラリア・カリキュラム報告局(ACARA)は、在豪トルコ人社会の要請を検討し、トルコ語を国定カリキュラムの外国語(英語以外の言語)に含める決定を行った。ピーター・ギャレス教育大臣は、11月21日付の報道発表で、トルコ語、中国語、イタリア語、アラビア語、フランス語、ドイツ語、ヒンドゥー語、インドネシア語、日本語、韓国語、ギリシャ語、スペイン語、ベトナム語を国定カリキュラムに含めることを発表した。オーストラリアには、トルコ系市民の家族や親族を含め、約15万人のトルコ語話者コミュニティが存在する。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:24613 )