高卒ないしそれ以下の学歴の人物の失業率は2%:大卒は20%
2011年11月16日付 Jam-e Jam 紙

協同労働福祉相「建物のペンキ塗りについての技術・職業教育を受けた人物は、95%が労働市場に受け入れられている」

 協同労働社会福祉相は「複数の調査が示すように、国内での失業で最も多いのは大卒者である。大卒者の20%が失業しているという問題は、教育システムの欠陥に関係している」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)によれば、アブドッレザー・シェイホルエスラーミー氏は国際建設業会議の席上で、さらに「国の教育システムは理論教育に基づいているために、問題がある。というのも、応用教育こそ雇用に結びつくからである。この問題は〔イランの教育システムにとって〕ミッシング・リンク〔=必要であるにもかかわらず欠けているもの〕として位置づけられている」と加えた。

 同氏はまた、「大卒者たちは簡単に良い就職先が見つかる、というのが社会の一般的な通念である。しかし、今や行政・事務の分野で吸収することのできる職はすでに飽和状態に達しており、大学を卒業した最高の人材も、適当な仕事を見つけられずにいる」と付け加えた。

 シェイホルエスラーミー氏は更に、「高卒者やそれ以下の学歴の人物の失業率は2%だが、それに対して学士号やそれ以上の学歴をもっている人物の失業率は20%に達している」と指摘した。

 同氏はその上で、「学生は教育課程を終えれば、裕福な生活や、労苦が少なく不安のない職が得られるものと期待する。しかしながら、こういった〔公務員などの〕部門が吸収することのできる容量は、すでに飽和状態に達しているということを、はっきりと指摘する必要がある」と語った。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(イランの若者たちが直面する第一の問題は雇用問題)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8405127 )
( 記事ID:24645 )