国家安全保障最高評議会書記、アメリカのテロ関与を示す資料を公開
2011年11月05日付 Jam-e Jam 紙


「アメリカ大使館占拠記念日」と「世界的抑圧と戦う国民の日」にあわせて

 第32回「アメリカ・スパイの巣窟〔=在イラン・アメリカ大使館〕占拠記念日」の式典開催、ならびに全国で行われた「世界的抑圧と戦う国民の日」のデモ行進に合わせて、イラン・イスラーム共和国はアメリカによるテロ行為に関して保有している資料の第一弾を、〔国際社会による〕調査に資するべく国連に提供した。

 サイード・ジャリーリー・イラン国家安全保障最高評議会書記は昨日、アーバーン月13日〔11月4日=1979年に在イラン米大使館が占領された日〕を祝う式典でテヘランにある元米大使館前に集まっていたデモ参加者らの前で、こう発表した。

 ジャリーリー氏によってアーバーン月13日の行進参加者らの前で今回示された資料は、ハーメネイー・イスラーム革命最高指導者が先の水曜日に、高校生・大学生らの前でその存在について言及した、100点の証拠資料のうちの2点である。アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はその式典で、次のようにおっしゃっていた。

我々は、イランや〔周辺〕地域で発生したテロ、そして〔それにかかわる〕テロリストらを操作するにあたって、アメリカがいかなる役割を演じてきたのかについて、消し去ることのできない証拠資料を100点保有している。この100点の資料を公開することによって、アメリカ、そして国際世論に対して人権やらテロとの戦いやらを声高に主張する者たち〔=西洋諸国〕の顔に泥を塗ってやるつもりだ。

 イラン国家安全保障最高評議会書記は昨日、この2点の資料の内容を公開し、さらにこれら100点の資料の公開については、イラン・イスラーム共和国が過去2年間にわたって、アメリカによるテロ犯罪の訴追に向けて行ってきた対応の一貫に位置づけた。

〔…〕

 その上で同氏は、次のように付け加えた。「アメリカが今日やっている行為は、訴追から逃れるための反射的な行動の一つであり、この非難から自らを解放させるための現実逃避の一つなのである」。

〔…〕

 国家安全保障最高評議会書記はまた、「我々はいつも、テロリストたちとアメリカ政府との間にどのような関係が存在するのかという疑問を抱いてきた。なぜアメリカが制裁リストに載せているような人物がテロリストたちの標的となってしまうのだろうか〔※〕、という疑問だ」と述べ、さらに手元にある2つの資料のうちの一つについて触れて、「この両者の間にどのような関係があるのかということが、この資料の中ではっきりと示されている」と付け加えた。

※訳注:2010年11月に暗殺未遂に遭ったアッバースィー氏(現イラン原子力庁長官)が安保理による対イラン制裁の対象に含まれていることを指す

 ジャリーリー氏は「アメリカに敵対する人物を標的とするために、同国がテロリストたちを管理・操作しているということが、この関係の理由なのである」と言明、その上で「アメリカがこれらの人々〔=テロリスト〕を操作して、〔テロ〕行為を計画していることを示す資料が複数存在する。加えて、アメリカがテロリストたちを操作・管理し、彼らに資金援助を行うことで、一国の経済的施設やインフラに悪影響を与えようと画策していることを示す資料もある」と付け加えた。

 さらに同氏は「この資料は、万策尽きて、テロ行為によって自己救済を試みている一大国の恥をさらすものである」と述べた。

〔…〕

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:24654 )