国産タブレットPC、799リラ(33000円)で販売開始
2011年11月26日付 Yeni Safak 紙

トルコ初の国産タブレットPCが、情報テクノロジーコミュニケーション協会(BTK)のタイフン・アジャレル会長が参加したイスタンブルでの製品発表イベントで披露され、799トルコリラ(日本円で約33,000円)で発売されることが発表された。アジャレル会長は「国産品のシェアがわずか5%から10%であっても、100%輸入に頼るよりははるかにいいのです」と語った。

ゼネラルモバイルによって製造されたトルコ初の国産タブレットPCが、情報テクノロジーコミュニケーション協会(BTK)のタイフン・アジャレル会長が参加したイスタンブルでの製品発表イベントでお披露目され、799トルコリラ(日本円で約33,000円)で発売されることになった。BTKのアジャレル会長は発表会見で、ゼネラルモバイルが国産タブレットPCを製造するために行った数々の努力を、(協会として)支援したことを明らかにしたうえで、「国産品のシェアがわずか5%から10%であっても、100%輸入に頼るよりははるかにいいのです」と述べた。ゼネラルモバイルのムザフェル・ギョルチュ社長は、冒頭で国産タブレットPCの製造が自分たちにとっての夢であったと述べ、そして以下のように続けた。

■ トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)も支援

「携帯電話製造における私たちの経験をこの製品に活かしました。全てはデザインすることから始まり、そして本日、この製品が完成に至ったのです。トルコが持つİTの技術力とポテンシャルを、最も良い形で高めることが私たちの目標です。E-tab(この製品の名称)の部品に占める国内調達率は現在26%程ですが、2012年末までに国産部品の割合を2倍に、2013年末までにはさらに増やし70%から80%に引き上げることが私たちの目標です」と語った。またギョルチュ社長は、「国産タブレットPCを発表した後、私たちに国内の複数の企業より申し出が寄せられ始めました。充電器や電池を製造する幾つかの会社からの申し出を受け、私たちはこの分野で共同して商品開発をしていきます」と語った。ギョルチュ社長は、「私たちに対し、このプロジェクトによってFATİH計画(国民教育省の主導による機会拡大・技術推進計画)の準備が整ったのかどうか、と質問されますが、勿論私たちはFATİHプロジェクトに対する準備は万端ですし、それを望んでいます」と述べた。

以下E-tabの性能をチェック。

OS:Android 2.3.4 Gingerbread

液晶サイズ:16:9ワイド液晶、8.9インチ

画面解像度:1280X768ピクセル(画素)

液晶タイプ:IPSパネル(広視野角)

最大輝度:380cd/m2

メモリ(RAM):512MB

外部メモリ:microSDメモリカード(最大32GBまで)

バッテリー:リチウムポリマー電池(容量6000 mAh)

連続稼働時間:ビデオ再生最長6時間

センサー類:3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー(電子コンパス)、3軸ジャイロセンサー、重力センサー、照度(環境光)センサー

CPU: A8 1Ghz

通信方式:Bluetooth 2.1+EDR、Wifi(IEEE 802.11 b/ g/ n)

フロントカメラ:1.3Mピクセル(130万画素)

厚さ10.8mm

重さ550グラム

3次元モーションセンサー、加速度センサー、照度(環境光)センサー

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:24660 )