バルザーニー北イラク大統領、PKKを批判
2011年11月30日付 Zaman 紙

マスード・バルザーニー北イラク・クルド自治政府大統領は、北イラク・クルド自治政府がPKKとコンタクトをとっていると述べ、テロ襲撃を食い止めるために最大級の圧力をかけると語った。

バルザーニー大統領はロイター通信との会見で、「テロ組織の攻撃はクルド人の将来を弄んでいる」と述べ、今は襲撃の時ではなく、平和的かつ民主的な方法で闘うべきであり、これこそが解決法であると語った。

バルザーニー大統領は又、状況が悪化した場合はイラン国境にクルド人民兵ペシュメルガを派兵することも考えられると強調した。

会見ではキルクークの現状についても言及した。来月のアメリカ軍撤退はキルクークの治安に影響を及ぼさないとし、バグダードやキルクークの将来に関する決定を先延ばしにすれば、「危険な」結果への道を切り開いてしまうと警告した。

バルザーニー大統領は、一万三千人のアメリカ軍撤退後の治安悪化を防ぐべく、イラク中央政府と連携する準備があると述べた。また、アメリカ軍撤退がクルド地域の治安にいかなる影響も及ぼさないとし、その理由として北イラクには現在アメリカ軍はいないことを挙げて、北イラク以外の地域の状況こそが「不安材料」であることを強調した。

バルザーニー大統領は、北イラク政府はキルクークの将来に関し国民投票を行うことを強く主張すると述べ、キルクークはクルド地域であるとの主張を新たにした。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:24708 )