7チーム14選手に「容疑」―サッカー八百長疑惑
2011年12月03日付 Radikal紙

メフメト・ベルク特任共和国検事は、トルコを揺るがしている「サッカー八百長捜査」に関する起訴状を作成した。サッカー八百長事件の起訴状は主席検事に提出され、第16重罪裁判所に送られた。

サッカー八百長疑惑に関して行われていた捜査で用意された起訴状は、フィクレト・セチェン・イスタンブル県共和国次席検事によってイスタンブル第16重罪裁判所に送られた。
昨年の12月に開始された捜査で起訴状を整えたメフメト・ベルク検事は、今日起訴状をフィクレト・セチェン主席検事に提出した。起訴状を承認し、イスタンブル第16重罪裁判所に送ったセチェン主席検事は、短い説明を行った。

■アズィズ・ユルドゥルムは組織のリーダー

セチェン主席検事は、フェネルバフチェ・スポーツクラブのアズィズ・ユルドゥルム会長とオルグン・ペケル氏(ギレスン・スポル前会長)も組織のリーダーとして訴えられている、93人の被告人に対する起訴状に関して説明を行った。約400ページにわたる起訴状の中で、アズィズ・ユルドゥルム会長は「不正な経済利益を得るために犯罪組織をつくった」罪に問われている。一方、オルグン・ペケル氏は、武装組織をつくった罪に問われており、起訴状には彼が関与したとされる2つの異なる組織について言及されている。起訴状には組織の第3のリーダーの名も上がっている。ハーカン・カラアフメト被告はオルグン・ペケル氏の下で働く組織のリーダーとして訴えられている。起訴状の中で名が挙がっている19人の被告が、アズィズ・ユルドゥルム会長の犯罪組織で働いていたこと、また13人の被告がオルグン・ペケル氏の犯罪組織に属して活動を行っていたとされている。

■アズィズ・ユルドゥルム会長に懲役132年の求刑

6回にわたる巧妙な手口を使った詐欺行為、4回の八百長行為、3回(違法な移籍取引のために)奨励金を手渡した行為で訴えられているアズィズ・ユルドゥルム会長は、49年から132年の懲役が求められている。また起訴状では、タイフル・ハヴッチュ氏とセルダル・アダル氏の八百長行為、サドゥリ・シェネル氏とネヴザト・シャカル氏の(不正な)奨励金を与えた行為があったとされ、サッカー連盟のギョクサル・ギュムシュダー副会長も八百長に関与していたと訴えられている。

■14人のサッカー選手

起訴状で14人のサッカー選手の名前がが容疑者として挙がっている。
以下は名が挙がっているサッカー選手である:
メフメト・ユルドゥズ選手、エメニケ選手、ウミト・カラン選手、セゼル・オズチュルク選手、イブラヒム・アクン選手、イスケンデル・アルン選手、セルダル・クルビルゲ選手、マフムト・バズ選手、セルジャン・ユルドゥルム選手、ギョクチェキ・ヴェデルソン選手、コルジャン・チェリカイ選手、ムラト・シャーヒン選手、スタファ・ウラシュ・オルタカヤ選手

■メリフ・ギョクチェキ氏とエムレ・ベリョズオール氏は不起訴

起訴状の中にはサッカー連盟とマネージャーのアフメト・ブルト氏をはじめ10人の告訴人の名が連ねられている。93人の被告の名が挙がっている起訴状に関して、内83人は不起訴とする決定が下された。不起訴の決定が下された人物、つまり訴訟を起こす必要がないとされる人物の主な名は以下のとおりである:
エムレ・ベリョズオール氏、マフムト・オズゲネル氏、スィナン・エンギン氏、ユルマズ・ヴラル氏、セミフ・シェンチュルク氏、エルジャン・サアトチ氏、オンデル・トゥラジュ氏

■起訴状で8チームの名が挙がっている

起訴状では、フェネルバフチェ、ベシクタシュ、メルスィン・イドゥマンユルドゥ・スポーツ、マニサ・スポーツ、トラブゾン・スポーツ、スィヴァス・スポーツ、イスタンブル広域市スポーツ、そしてギレスンスポーツの名が挙がっている。また起訴状では、フェネルバフチェ、トラブゾン、イスタンブル広域市スポーツ、メルスィン・イドゥマンユルドゥ・スポーツ、マニサ・スポーツ、スィヴァス・スポーツ、ギレスン・スポーツなどの幹部とベシュクタシュのセルダル・アダル元監督が容疑をかけられている。

■93人の容疑者は試合には参加できない

検察当局は、起訴状に書かれた八百長や不正な奨励金贈与の罪に問われているサッカー選手とクラブの幹部らをスタジアムに入れさせない決定を下した。決定に関する文書は取り締まりを行う機関に送られる。

■エルゲネコン裁判の匿名証言者の名が八百長捜査にも登場

起訴状には2人の匿名の証言者の存在が記されており、そのうちの証言者1は、エルゲネコン裁判にも関与している。証言者1は、アズィズ・ユルドゥルム会長と組織のリーダーであるセダト・ペケル氏の関係について供述している。証言者2はオルグン・ペケル氏に関する情報を提供したことが明らかにされた。捜査中、ガラタサライ・スポーツクラブは家宅捜索を受け、元幹部のアドナン・セズギン氏が供述を行った。ガラタサライ・スポーツクラブに関する捜査は続けられている。さらに、ガラタサライに関連する記録は(別に立件するために)分けられた。メフメト・ベルク検事はこの記録に関して調査を続けている。

■70の付属証拠ファイル

70の付属証拠ファイルが添付された起訴状には、容疑者たちに関する捜査時の写真も含まれていることが明らかとなった。また93人の容疑者の名が連ねられた起訴状は、裁判所側から承認を受け、裁判はスィリヴリ刑務所内の法廷で行われる。起訴状が送られたイスタンブル第16重罪裁判所はチャーラヤン法務局にある。しかし、チャーラヤン法務局ではこの種の訴訟を執り行える法廷がないため、申し立てが行われた後、裁判はスィリヴリで行うことが明らかにされた。

今回訴えられているのは、フェネルバフチェ・スポーツクラブのアズィズ・ユルドゥルム会長、ギレスン・スポーツのオルグン・ペケル前会長、ベシュクタシュ元監督のタイフル・ハヴッチュ氏、セルダル・アダル氏、アフメト・アテシュ氏、ブレント・イシュチェン氏、シェキプ・モストルオール氏、イルハン・エクシオール氏、メジュヌン・オドゥヤクマズ氏、ブレント・ウイグン氏、イブラヒム・アクン氏、イスケンデル・アルン氏、コルジャン・チェリカイ氏、アリ・クラトル氏、ウミト・カラン氏、アフメト・チェレビ氏、タメル・イェルコヴァン氏、ジェミル・トゥラン氏、アブドゥッラー・カラクシュ氏、ハルドゥン・センマン氏、エムレ・コチャク氏、ユスフ・トゥランル氏、アブドゥッラー・バシャク氏、メフメト・イェニジェ氏、サミ・ディンチ氏、セリム・クムル氏、アブドゥッラー・カラクズ氏、アブドゥッラー・エケル氏、アブドゥッラハン・ヤクト氏、ジョシュクン・チャルク氏、ハーカン・カラアフメト氏、オメル・ウルク氏らである。

■ギュル大統領は法案に拒否権を発動

八百長と不正な奨励金贈与の罪で下される5年から12年の懲役を1年から3年に軽減する法案が国会を通った。しかしアブドゥッラー・ギュル大統領はこの法案に拒否権を発動し、再び国会に送り返した。

■この先どうなるのか?

事件担当者は、重罪裁判所で15日間にわたり行われる取り調べの後、起訴状を認めるか却下するかの決定を下す。起訴状が却下されれば、訴訟は取り下げられる。

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(翻訳者:松永拓人)
(記事ID:24746)