アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィー「革命的な青年たちよ、法を踏み外してはいけない」
2011年12月03日付 Jam-e Jam紙
イギリス政府が我々にとって古くからの敵であるということに、疑う余地はない。我が国への彼らの不当な介入に対して、我々は皆苦い記憶を有している。我々全員が知っているように、イギリスは敵意という名の剣を振りかざし、自ら〔イランへの〕制裁を率先しているばかりか、他国にまで制裁に加わるよう呼びかけている。とはいえ、彼らのこうした悪賢い動きの一部は、最近失敗に終わっている。
周知の通り、抑圧諸国政府の目的は我々の科学的進歩を妨害し、彼らの不当な利益に対して我々を屈服させることにある。しかしお陰様で、我々は〔こうした目論見に〕これまで勇敢に立ち向かってきたし、これからも神の恩寵によって、果敢に立ち向かい続けるだろう。
重要なのは、一部の親愛なる若者たちが感情に走り、法を踏み外すことがときにある、ということだ。このような行為は、冒険主義的な敵に貴重な口実を与え、我々が多大な代償を支払うことを余儀なくされることにつながる。あの〔イギリス〕大使館占拠事件は、騒ぎを起こすことで、国会によって味わわされた敗北を穴埋めしようとしようとするきっかけを、彼らに与えてしまうのだ。もちろん、神の思し召しがあれば、彼らが成功を収めることはないだろう。
小生がこれらの親愛なる人々全員に対し、父として助言したいのは、こうした場合、もし法を踏み外した行動を慎み、また偉大なる革命の最高指導者〔=ハーメネイー〕及び関係当局の許可なしに行動を起こすようなことを控えれば、地域情勢は我々にとって完全に有利な状況となり、彼らには害がもたらされるだろう、ということである。彼らは口実を見つけては、こうした〔我々に有利な〕状況を混乱に陥れようとしている。我々は理性を大いに働かせて、彼らに口実を与えないようにしなければならないのだ。
(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)
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