サウジアラビア:キャビンアテンダント専門の売春ネットワークを摘発
2011年12月04日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジアラビアのジェッダで、キャビンアテンダント専門の売春ネットワークを摘発

2011年12月4日 『クドゥス・アラビー』

【ジェッダ:本紙】

ジェッダ県の勧善懲悪委員会(訳者注:サウジアラビアの宗教警察)のラウダ地区の委員会は、ある航空会社のキャビンアテンダント(CA)を専門とする売春ネットワークを壊滅させた。

「サバク」紙電子版が得た情報によると、ジェッダの委員会がネットワークのリーダーの活動についての情報を入手し、およそ4ヶ月に亘り、同人を拘束することなしに追跡した。また、この人物は非常に貪欲で、電話を使って取引をしていた。

情報源は、アラブ国籍を持つこのリーダーに致命傷を与えたささやかなきっかけは、海岸沿いのレストランの一つで、サウジアラビア人青年を同伴していたと訴えられたアラブ人CAを、偶然に拘束したことであったと強調した。当該のCAは初期調査で自供し、この分野でのホステスらの動きを仕切っていた人物の名前を供述した。

売春ネットワークのリーダーの名前は、摘発の最初の手がかりをもたらした。(捜査機関は拘束された)CAと連携し、同人に連絡、新しい仕事の約束を整えるよう求めた。シーダーは録音音声を通じてこのCAに回答すると、支払額で折り合い、彼女を新しい人物(=客)の邸宅へ連れて行く運転手を送ってきた。

勧善懲悪委員会は、派遣されてきた運転手を拘束した。この運転手は、200リヤールの謝金でCAらを様々な邸宅へ送っていたと供述した。そこで後にリーダーを逮捕し、売春ネットワークの全メンバーを治安部門に送致した。

報道筋は、CAはギャングのリーダーが、金銭で自分たちを誘惑したのだと自供したと指摘した。このリーダーは、彼女らを家から空港へ送り届ける仕事をしていた。その誘惑に様々なアラブの国籍をもつおよそ20人のCAが落ちた。シーダーは、若者らと連絡を取って一晩3000リヤールで、二人きりの時間や恥知らずなパーティーを整えた。リーダーはこの金額の一部を受け取り、CAも他の一部を受け取る。また、運転手は若者のアパートや邸宅にCAを送り届けるために、200ドルを受け取っている。

あるCAは、彼女と彼女の同僚は、複数の邸宅内での恥知らずなパーティーに参加していたと既に認めた。そして、これらのパーティーに関する多くの情報を供述した。それらの情報は本件を担当部署に送致するのに必要な手続きを完了させるため、議事録に記録された。

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( 翻訳者:岸本聖美 )
( 記事ID:24777 )