イラン、オバマの滑稽な要求に回答「スパイ目的でイラン領域を侵犯した米は謝罪せよ」(1)
2011年12月14日付 Jam-e Jam 紙

 バラク・オバマ米大統領がイラン・イスラーム共和国当局に対して、イラン軍によって国内で撃墜されたアメリカの偵察機を返還するよう求めてきたことに対し、我が国の当局者たちは毅然とした反応を示している。

 米大統領は月曜日夜、イラクのヌーリー・マーリキー首相との共同記者会見の場でついに、イラン・イスラーム共和国がアメリカの最新鋭偵察機RQ-170を捕獲している事実を認めることを余儀なくされた。オバマ氏は先週の初めにイランでこの航空機が撃墜されたとの報道が伝えられて以降、この情報を確認したアメリカ初の高官となった格好だ。このように、アメリカは我が国の領空を侵犯したことを公に認めたことになる。

 同氏はこの滑稽な発言の中で、「アメリカは自国の偵察機がイランによって返還されるか、あるいはこの要求に対するイラン・イスラーム共和国の反応を得ることに期待している」と述べた。〔‥‥〕

 オバマ大統領のこうした要求に最初に応じたのは、我が国の国防大臣だった。アフマド・ヴァヒーディー国防軍需相は、この航空機はイラン・イスラーム共和国の所有物であるとの見方を示し、これをどうするかを決めるのはイラン政府である旨、強調した。

 イラン外務報道官もまた、昨日の記者会見において、オバマ氏の要求は一種の現実逃避にすぎないとの認識を示した。

 同報道官は、米大統領が偵察機の返還を要求していることに対し、「オバマは公式に謝罪して、犯した罪を認める代わりに、このような要求を出すことで、現実逃避の政策を選択している」と指摘した。

 ラーミーン・メフマーンパラスト報道官はさらに、「オバマ氏はこの航空機がイラン・イスラーム共和国の領空を侵犯し、スパイ行為に従事していたということをお忘れになっているようだ」と付け加えた。

 同氏はまた、「この行為により、国際的なルールが犯され、我が国の内政への干渉が行われたのである」と強調した上で、「我が国の領空を侵犯したアメリカ政府の行為は、国際的な平和と安全を危険に陥れかねない行為である。アメリカ政府はイランの領空を侵犯したことの結果と責任を受け入れねばならない」と付け加えた。

つづく


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( 翻訳者:8408077 )
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