ベルリンで「ケバブ屋殺人」再び?
2011年12月19日付 Yeni Safak 紙


ドイツの首都ベルリンで、ケバブ屋を出た一人のトルコ人が通りの真ん中で殺害された。この事件は、「ケバブ屋殺人」再発かと疑われている。

ベルリンで女性専門マッサージサロンの開店に向けて、店舗で最後の改装をしていたレジェプ・アクスさん(46)は、土曜日(17日)の昼過ぎにケバブ屋へ行って食事をした。ケバブ屋を出たアクスさんは、トルコ人が多く暮らすクロイツベルグ地区グロスビレンストラッセにおいて、公衆の面前で銃弾を浴びせられた。目撃者が、警察と消防に連絡する一方、襲撃犯は現場から逃げ去った。

■「犯人はロシア語を話していた」との報道

ニュースサイトntvmsnbc.comでの報道によれば、ドイツの新聞ベルリナー・クーリエ紙がトルコ人ビジネスマンのレジェプ・アクスさんを殺害した襲撃犯はロシア語を話していたと報じたという。だが、ベルリン警察スポークスマンのケルスティン・ツィースマー氏は、殺人が行われた時に現場にいたことが確認されているフランス語を話す女性を探していると語った。

■警察に傷害事件の捜査記録

ドイツ警察はレジェプ・アクスさんの仕事関係者も捜査対象にいれている。以前に起きた傷害犯罪で警察に記録があったアクスさんは、(その当時)法的手段により慰謝料を獲得していたことが分かった。アクスさんには20歳と23歳の二人の子どもがおり、少し前に離婚していたことも明らかになった。

■ネオナチによるトルコ人殺害

ドイツでは、90年代からこれまでトルコ人8名、ギリシャ人1名がネオナチによって殺害されたことが明らかになった。その後、外国人に対して行われた殺人はより注目を集め始めた。「ケバブ屋殺人」が極右勢力による犯行だったことは偶然、判明した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:24878 )