ブーテフリカ大統領「アルジェリアはアラブの春の「例外」」
2011年12月22日付 al-Hayat 紙


■ブーテフリカ大統領:アルジェリアはアラブの春の「例外」。数十年来の実験を繰り返す必要はない

2011年12月22日『アル=ハヤート』

【アルジェリア:アーティフ・カダーディラ】

アルジェリアのアブドゥルアズィーズ・ブーテフリカ大統領は、「アルジェリアは数年来、数十年来、行ってきた実験に回帰する必要はない。」と述べた。この発言は、アルジェリアが「アラブの春」の革命の「例外」である理由を尋ねた者に対するメッセージの中で述べられた。

ブーテフリカ大統領は、諸般の政治改革の結末を「観光用の改革」と論評した諸党派、諸団体を声を荒げて批判した。政治改革とは、ブーテフリカ大統領が議会を通じて発案した改革である。大統領は首都の最高裁判所での司法年度開始の演説の中で、次のように述べた。「我々は民主化の実験関して、道のりのスタート地点にいる。私は全ての段階を完了したとは言わない。また、我々の下で起きていることと、イギリスで、あるいはフランスでさえも、そこで起きていることを比較する余地はない。」と述べた。さらに、「この二カ国[イギリス、フランス]は数世紀前に、民主化の試みで我々に先行していた。」と指摘した。

ブーテフリカ大統領は次のように述べ、原稿から外れた即興の演説を続けた。「我々は待っている者であり、我々が非難されることはない。内外で我々を批判する者にこう言う。欠点やまだ我々が達していない局面が存在する可能性がある。しかし、欠点や未達成の局面は徐々に克服・達成されるだろう。また、これらは我らが人民から課されたものとして克服・達成されるだろう。我らが人民は、自分自身で達成したもの以外は信用しない。」ブーテフリカ大統領の発言は、多くの政治活動に対する反論にように思われる。アルジェリア当局は、これらの政治活動がアルジェリアの民主主義の程度を西洋の民主主義と同程度に向上させるよう要求していると考えている。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24918 )