米スパイの裁判、開かれる
2011年12月28日付 Jam-e Jam 紙

検察代表、米スパイのアミール・ミールザーイー=ヘクマティーに対し極刑を求刑

 アメリカのためにイランでスパイ活動を行った容疑で逮捕されたアミール・ミールザーイー=ヘクマティー被告の容疑を審理するための裁判が、昨日革命裁判所第15法廷にてサラヴァーティー裁判長のもと開かれた。

 ファールス通信によると、検察代表によって読み上げられたアミール・ミールザーイー=ヘクマティー被告の起訴状は、情報省スパイ局司法部の報告を引用する形で、次のように指摘する内容となっている。「ヘクマティーは国内の情報システムへの諜報的浸透を目的としてイランに入国したが、正確な調査によって、彼の目的が〔不審情報をイラン側につかませて〕テロに関与しているとの容疑をイランにかぶせることであることが判明した」。

 この起訴状ではさらに、「被告人は2009年5月以降、アメリカの諜報機関(CIA)によって雇われ、イランでのスパイ活動という任務を与えられていた」とも指摘されている。

 起訴状が読み上げられた後、被告人は被告人席に着き、2009年に米諜報機関(CIA)に加わったことを述べ、彼に課せられたイラン関連の任務について説明する中で、「一連の情報をイランに持っていき、〔イランの〕情報省に与え、報酬をもらえと命じられた」と語った。

 被告は「この情報はもちろん正確なものだった」と述べた上で、「私もイランに害を与えるようなことにはならないと思っていたし、害を与えるつもりも毛頭ありませんでした。私は騙されたのです。私はそのままイランで生活し、アメリカには戻らないつもりでした」と語った。

 被告はサラヴァーティー裁判長からの「あなたが〔米軍で働いていた時に〕米軍から受け取っていた給料はいくらだったのか」との質問に対し、月に2000ドル〔約15万6千円〕だったと指摘した。

〔後略〕

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( 翻訳者:8409148 )
( 記事ID:25017 )