エジプト軍は鎮静化に尽力、選挙は最終地区に到達
2012年1月3日『アル=ハヤート』
【カイロ:本紙】
エジプトの諸政治勢力は人民議会(議会の第一院)の選挙の最終投票の準備に取り掛かった。人民議会選挙は今日[3日]、9県で開始される。また、軍最高評議会が表明している活発な試みが現れ始めた。この試みは、エジプト革命の最初の記念日の前に国内の前線を鎮静化するためものである。
本紙は、メディア関係者との会談を持つために、複数の軍司令官が引退した軍の重要人物を使ったことを明らかにした。これは、メディアの論説を鎮静化し、エジプトが現在おかれている平穏な状況に重点を置くためである。複数の情報筋がこの重要人物を明らかにするのを拒否し、重要人物は軍最高評議会の信頼を獲得していて、報道機関との強い関係を持っていると強調した。この重要人物は実際、数名の作家や知識人との会談を開いた。また、近いうちに新聞や報道機関の編集者らとの会談が開かれると見込まれている。
今日[3日]9県で、人民議会選挙の最後となる第三段階が開始される。すでに完了した第一・第二段階とその投票では、イスラーム勢力が個人議席あるいは比例議席に関して、大勝をおさめた。イスラーム勢力を代表するものは、「自由公正党」(「ムスリム同胞団」の政治的組織)とサラフィー主義の「アン=ヌール党」である。最終段階の選挙は、カリユービーヤ県、ダクハリーヤ県、ガルビーヤ県、ミニヤー県、ケナ県、マトルーフ県、ワーディ・アル=ジャディード(ニューバレー)県、北シナイ県、南シナイ県で2日間行われる予定だ。明日水曜日[4日]に投票活動が終了し、開票活動の開始に向けて、2日目の終わりに投票箱が選挙委員会本部に運搬されることになっている。個人議席に関して、この第三段階の決選投票は1月10、11日に行われる予定だ。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:25052 )