隠し撮りによるプライバシー侵害でセーラ・ファーガソン妃に22年半求刑
2012年01月13日付 Milliyet 紙


アンカラ県共和国主席検事は、社会福祉・児童保護協会(SHÇEK)のサライ養育・リハビリテーション・センターで撮影されたと明らかになり、イギリスのテレビ局で放映された映像に関連して(英王室アンドリュー王子元夫人で)ヨーク公爵夫人のセーラ・ファーガソンさんを「5人の私生活のプライバシーを侵害」したとして訴えた。

訴訟ではファーガソンさんに22年半の禁固刑が求刑された。ファーガソンさんと共にトム・ジョーンズ氏とクリス・ロジャーズ氏が2008年9月22日に許可手順に従わずに、また身元を隠してサライ養育・リハビリテーション・センターに入り、隠しカメラで映像を記録したこととされている。映像はイギリス、次いでトルコで放映され、センターに入っている障害のある5人の子どもたちの私生活のプライバシーを、メディアを通して侵害したとして、SHÇEKは責任者を通じて刑事告訴を起した。

■弁護の要請は却下された

起訴状では、捜査の中でファーガソンさんの弁護のためにイギリスの司法当局と文書でのやりとりを行ったことが記載された。イギリスからの返信には、「トルコ内務大臣の要請を慎重に検討した結果、要求された協力が行われた場合、イギリスの主権、安全、社会的秩序、あるいは、他の必要な利益が損害を受けるという見解である。このため、イギリスは求められた協力を行う可能性はない」とあったと伝えた。ファーガソンさんと共にいたトム・ジョーンズ氏、クリス・ロジャーズ氏の明確な素性と住所が分からなかったため、これらの人物についての捜査ファイルは分けられ、情報も起訴状に記載された。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:25184 )