在イラクトルコ大使館に、ロケット弾
2012年01月18日付 Zaman 紙


在イラクのトルコ大使館近くにロケット弾が撃ち込まれた。

バグダッドのトルコ大使ユヌス・デミレル氏は、アナトリア通信(AA)に行った説明で、3発のロケット弾が発射され、そのうちの一つが大使館の外の防壁に命中したと述べた。

その他の2発のロケットがどこに落ちたののかは完全にはわかっていない。

■チャーラヤン氏からのトルコ大使館に対する爆破に関する会見

経済大臣のザフェル・チャーラヤン氏はバグダッドのトルコ大使館への攻撃に関して、車の原因不明の爆発により、車の上に搭載されていたロケット弾が制御を失って発射され、そのうちの一つが大使館の防壁にぶつかってしまったとイラクの治安部隊が説明していたことを明らかにした。

イラク北部のアルビルやスレイマニイェにおいて、様々なところと接触していたチャーラヤン経財相は、在バグダッド・トルコ大使館へのロケット手榴弾による攻撃に関する記者たちの質問に答えた。

バグダッドにあるトルコ大使館のユヌス・デミレルと大使と電話で会談し、事件に関する情報を得ると同時に、「お大事に」と気持ちを伝えたと話したチャーラヤン大臣は、以下のようなことを述べた:

「イラク治安部隊の発表によると、ある車両に搭載された3発のロケット弾が大使館の方向に飛んできたという。そのうちの一つが大使館の外の防壁までとどいた。もう一つは、大使館まで達さず、道に落ちた。その後、イラクの治安部隊は、ロケット弾が発射された車を発見したが、爆発により大きく損傷していたと述べた。イラクの治安部隊は、車が原因不明の爆発をしたことから、ロケット弾が制御を失って発射され、それらのうちの一つが外壁に命中したと説明している。」

■「事件について調査をする」

ある新聞記者の「つまり、この事件は事故だったわけですね?」という質問に対して、チャーラヤン大臣は、イラクの治安関係者は事件をこのように説明したが、事件については調査が行われると述べた。

関係者がこの件について必要な調査をすると明らかにしたチャーラヤン氏は、「この件においてイラク治安部隊の関心があれば、混乱を止めることは彼らの仕事である。事件がどうなっているのかに関して、イラク当局の発表したことを、一緒に注視していく。ここで言えることはこれだけある。しかし、もう一度言う、一連の発言は私のものはない。イラク大使に対しイラク当局が行った発言がこれなのである。事故であったことを願っている」と述べた。

■「攻撃を私の訪問と関係づけるべきではない」-

他の新聞記者の「事件が、あなたの訪問と関係があると考えますか?」という質問に、チャーラヤン大臣は、この件を今回の訪問とは結びつけて考えるべきではないと述べた。

チャーラヤン大臣は、「彼らが私たちと敵対したいと考えているならば、他の方法で敵対することができる。私がそのように解釈していないということを、繰り返し説明するつもりはない」と述べた。

北イラククルド自治政府のベルハム・サリフ首相も、この件に関して、「バグダッドで増え続ける過激な行為については、私たちもよく耳にしている。今回のトルコ大使館への攻撃もこのようなときにちょうど起こってしまった。私たちをとても悲しませたし、みんな無事なことを祈っている。テロに打ち勝つためには、一緒に行動を起こさねばならない。テロリストがイラクの平和を乱すことを許してはいけない。このような事件によってトルコとイラクの関係を不安定なものにしてはいけないのだ」と述べた。

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( 翻訳者:奥 真裕 )
( 記事ID:25250 )