サウジアラビア:カート6トンの密輸を摘発、関与者に8万リヤルの罰金
2012年01月20日付 al-Hayat 紙

■カート6トンの密輸を摘発、関与者に8万リヤルの罰金

2012年1月20日『アル=ハヤート』

【リヤド:アブカル・アッ=シャリーフ】

イエメンとの国境に位置するタワール検問所の税関職員は、1ヶ月の間で6トンものカート〔訳注:高揚感、多幸感が得られる葉っぱ。イエメンや東アフリカで需要があるがサウジアラビアでは非合法〕の密輸を摘発した。市民やサウジ滞在者は車でサウジアラビアへカートを密輸しようとしていたが、関与者には全体で8万リヤル〔約160万円〕の罰金が科された。

ジャーザーン地区南部にあるタワール税関の初等税関委員会は、イスラム暦10月27日~11月22日〔2011年9月25日~10月20日〕までの約1ヶ月間で6トンものカートを押収した。

サウジアラビア税関の報告によると、税関委員会は個人や集団で密輸に関与した市民や入国者に対して8万リヤル以上の罰金を科したという。彼らは、タワール検問所からサウジアラビアへカートを密輸しようとしていた。

密輸者らがサウジアラビアに持ち込もうとしていたカートの量は様々で、多くて1トン、少ないものでは20キロに満たないものもあった。一方で罰金の額も様々で、最高で2万2千リヤル、20キロに満たない少量の密輸に対しては最低額の180リヤルが科された。

さらに摘発された違反行為の中には、140袋のインド煙草、30本のイラン煙草の保持も含まれ、これらを密輸した者に対して8千リヤルの罰金が科された。

密輸者の中には、国境地帯の岩だらけの道を通ってサウジアラビアにカートを持ち込もうと試みる者もおり、輸送手段として家畜が使われる場合もある。

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( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:25274 )