フランスで反「アルメニア虐殺否定罪」デモ行進
2012年01月21日付 Milliyet 紙


フランスで1915年の事件に関するアルメニア側の主張を否定することを罪とする法案の上院での否決を求め、トルコ人たちがフランスの首都パリに集まった。フランスの他多くのヨーロッパの国々で暮らす数千人のトルコ人は、今日(21日)の朝からダンフェール・ロシュロー広場に結集した。

フランスのトルコ人協会組合のヒクメト・チュルク広報官は、「今日パリで35000人が集まることを期待している」と述べた。

チュルク氏は、「実のところこの法案を提案したサルコジ氏に感謝している。サルコジ氏はフランスで5年間何も行わなかったが、少なくともこの法案でここのトルコ人を団結させることに成功した。そのため彼に感謝している」と述べた。

アナトリア文化センターのデミル・オンゲル会長は、「私は50年間フランスに住んでいるが、これほど多くのトルコ人を一か所で見たことはなかった。トルコ人は初めて自分たちに対する不当な行為に、これほど大声で大規模に抗議する機会を得た」と話した。オンゲル氏は、法案がフランス共和国の原則に反しているとして、「私たちはトルコ人とアルメニア人の友好と平和を支持している。この法案はフランスが主張するあらゆる価値に反する」と述べた。

フランス・トラブゾン出身者組合のジュムフル・ビュレント会長も「私たちは予想を超える大規模な大衆とともに広場を埋め尽くした」と述べた。ビュレント氏は、フランス警察とともに自分たちも安全確保に努めたと述べ、「最大級の安全対策を取った。これほど多くのトルコ人がパリで集まったことを光栄に思っている」と話した。

デモが行われた地域ではフランス警察が緊密な安全対策を取った。トルコ人協会内から選ばれた約500人もデモの安全確保に当たった。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:25291 )