ディヤルバクル城内の人骨めぐるAPK議員発言に、BDP反発
2012年01月26日付 Radikal 紙

ディヤルバクルの発掘現場から出た人骨について、公正発展党ディヤルバクル選出のオヤ・エロナト議員が「あの地域で地滑りがあったのかもしれない」と述べたことに対し、平和民主党(BDP)党首のセラハッティン・デミルタシュ氏は「ええ、たぶん。でも(彼女が言う)紀元前1200年代に起こった地滑りで命を落としたのは、BDP支持者です」と皮肉を込めて反発した。

ディヤルバクル城内での修復発掘作業中、人間の頭蓋骨が発見され、引き続き23人分の頭蓋骨と骨の一部が見つかった。今日の発掘は悪天候のため行われなかった。平和民主党党首のセラハッティン・デミルタシュ氏は、頭蓋骨が見つかったことに関し、ソーシャルネットワークサービスのTwitterで「人道に反する罪は歴史の暗闇に葬り去られることはない」と書いた。

■今日は発掘が行われなかった

ディヤルバクル県の中心であるスル郡にある城内に位置し、1990年代に郡警察の司令部、ディヤルバクル刑務所そして裁判所の建物のあった場所で、少し前から修復作業が始まっていたが、その作業の最中に人間の頭蓋骨が見つかったことを受け、ディヤルバクル県特別共和国検察が捜査に乗り出した。検察が監督する中で進められた発掘で、今日までに23人の頭蓋骨と骨が見つかった。検察は作業用機械を使っての掘り起こし作業がなされるために、ディヤルバクル文化遺産保護協会に申請したが、土地がまず第一に開発規制地区(SİT)であり、作業用機械が考古学的な価値のあるものにも害を与える可能性があるとして拒否された。ディヤルバクル県特別行政局のスタッフとともに進められている発掘作業は、本日大雪のため休みとなった。

■デミルタシュよりコメント

平和民主党党首のセラハッティン・デミルタシュ氏は、頭蓋骨と骨が見つかったことに関し、ソーシャルネットワーキングサービスのTwitterでコメントした。デミルタシュ氏は、人道に反する罪が歴史の暗闇に葬り去られることなどないと述べ、「ディヤルバクル軍警察諜報テロ対策局(JİTEM)の跡地から見つかり、行方不明の人たちにつながる『記憶(人骨)』にたいし、大いなる沈黙がなされている。行方不明にされた時に、そうであったように。しかし、いかなる人道に反する罪も歴史の暗闇に葬り去られることなどない。この罪も覆い隠すことはできない、何事もなかったかのように振舞うなんて無駄です」とコメントした。

公正発展党ディヤルバクル選出のオヤ・エロナト議員が発見された人骨に関し、「あの場所で地すべりが起こった可能性がある」と発言したことに対し、デミルタシュ氏は「先ごろ『地すべりがおきたかもしれない』といった人がいました。ええ、たぶん。でも(彼女が言う)紀元前1200年代に起こった地滑りで命を落としたのは、BDP支持者です」と皮肉を込めて反発した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:25338 )