寒波に覆われるトルコ、イスタンブルでは積雪15センチ
2012年01月27日付 Hurriyet 紙


トルコは昨晩(26日)来、ふたたび寒波に覆われている。今日27日は全土で降雪が続いている。昨晩来雪の降り続いているイスタンブルでは、市民に自家用車を使わず、公共交通機関を利用するよう呼びかけられた。

気象総局からの情報によると、トルコ全土での降雪・降雨は2月6日まで続く。降雪は、イスタンブルでも続くという。マルマラ地方では月曜からさらに気温が下がる。イスタンブルの日中の気温はマイナス1度か2度となる。このため、気象総局は、市民には公共交通機関を利用するよう、特別な用事のない人は自家用車で町にでないよう求めた。イスタンブルの人々はこの警告にしたがい、今日は公共交通機関を利用した人が多かった。現在までのところ、主だった道路ではトラブルは起きていない。

一方、(東部アナトリアの)トゥンジェリ・エルズルム間の幹線道路では、トゥンジェリから40キロの地点で雪崩が発生し5人の新聞記者とその車両が取り残されたが、交通局職員の作業の結果、救出された。(中略)

■イスタンブルの郊外で降雪15センチ

イスタンブル広域市は、降雪が場所によっては15センチに達したと発表した。

イスタンブル広域市は文書での発表で、「地方気象局からの情報によると、各地区の積雪は次のとおり。リヴァ、アルナヴトキョイ、ポロネズキョイで15センチ、アレムダー、ベイコズ、シレで10センチ、ハドゥムキョイ、キャウトハーネ、ゼケリイェキョイ、サマンドゥラ、チャラルジャで5センチ、ベシクタシュ、サルイェル、カルタル、ウスキュダル、ウムラーニイェで2~3センチ。」(中略)

■イスタンブル広域市、「厳戒態勢」

イスタンブルでは26日の夜からみぞれがふりはじめ、交通での支障を防ぐため、道に4667トンの塩と156トンの凍結防止剤がまかれた。

イスタンブル広域市からの発表によると、昨晩ふりはじめた雪は、場所によっては吹雪となっている。降雪は夕刻まで続くとみられている。

イスタンブル広域市道路管理局の職員は幹線道路と主要な合流点で任務にあたった。特に降雪の多い地区では除雪と塩まきが行われた。870台の車両とブルト―ザー、2406名の市職員が夜を徹して作業にあたり、交通への支障を防ぐため、4667トンの塩と156トンの凍結防止剤が使われた。291人の路上生活者には、メティン・オクタイ体育館での宿泊が提供された。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:25353 )