サウジアラビア製薬市場、5年間で5万人の専門職不足
2012年02月09日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア製薬市場、5年間で5万人の専門職不足

2012年2月9日『アル=ハヤート』

【ジッダ:本紙】

最新の統計で、製薬分野におけるサウジアラビアの労働市場が、向こう5年間で5万人以上の専門職を必要としていることが明らかとなった。医薬品市場はサウジアラビアで最大の市場とみなされており、成長率は12%、売上規模は 73億リヤル(約20億ドル)に達している。また、ジッダ商工会議所は、3000軒の薬局のうち、非サウジアラビア人労働者の数がおよそ5000人以上と報告している。

マーズィン・バタルジー副会頭によれば、同商工会議所は保健部門が直面している諸問題に関するファイルの準備を終え、保健省に提出する予定だ。このファイルは、多くの若者の雇用に寄与し、国内の大学が送り出す薬剤師数が毎年わずか200人程度という状況を踏まえて、国内市場におけるサウジアラビア人薬剤師不足を長期的に解消するだろうという。

これに関連して、ジッダ県のミシュアル・ビン・マージド知事は昨日[8日]、1500人以上の薬剤師が出席する中、数々の学術活動の拠点となるジッダ薬剤師クラブを立ち上げた。

ジッダ薬剤師クラブのスィラージュ・ビン・ウマル・アービド副代表は、同クラブは製薬業とその重要性の周知、薬剤師・技師のレベル向上を目的とした訓練コースや継続的な教育カリキュラムを通じて県内における薬剤師の技能向上へ寄与するといった6つの重要軸の実現を目標としていると述べた。また、サウジアラビアの医薬品産業が対峙する最も重要な挑戦は、通貨価格の変動と、有効で良質な原料の入手だと強調した。

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:25368 )