クルディスタン、3月にイラクから独立宣言か?―イラク通信社伝える
2012年02月01日付 Radikal 紙

イラク北部のクルド自治政府が2012年3月21日のネヴルズ(ノウルーズ)の日に北イラクでのクルド国家独立宣言に向けて準備をしているとの情報が流れている。

アメリカがイラクから撤兵した後、イラク国内では政治不安が頭をもたげている。こうした中、北イラクのクルド自治政府は独立宣言を準備しているといわれている。

アヴェスタクルド(Avestakurd)というインターネットサイトは、イラク通信社エル・ネヒール(El Nexil)の情報をもとに、クルド自治政府大統領のメスート・バルザーニ-がイラク外務相のホーシュヤール・ズィバーリーとの会談で、3月21日のネヴルズの日にクルド国家の独立を宣言することに関し、ジャラール・タラバーニーイラク大統領も承認したと述べた、と報じた。バルザーニー自治政府大統領は、独立宣言を予定しているクルド国家をヨーロッパ諸国が支持していること、ただしフランスとイギリスは態度を明らかにしていないこと、アメリカは自治政府に十分な独立の準備ができていないと考えていること、トルコの賛同を得るために交渉がおこなわれている、と述べたという。

この報道によると、バルザーニー自治政府大統領はズィバーリー・イラク外務相に対し、クルド系イラク外交官が赴任国でこの件に関し活動する許可を求めたという。さらに、独立宣言は2012年3月21日ネヴルズに予定されているという。

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:25421 )