チュルク・テレコム、アンカラのシルエット変える192メートルビル建設中
2012年02月03日付 Zaman 紙


通信分野で積極的な投資活動を行うチュルク・テレコムは、2013年以降本社ビルとして使用する予定の建物の基礎工事を開始した。ビナリ・ユルドゥルム交通大臣は、「地上への投資だけでなく、地下の通信網の容量も増やさなくてはなりません。光ファイバー通信を各家庭まで行きわたらせなければ」と語った。

チュルク・テレコムは、アンカラで最も高い高層オフィスタワービルの基礎工事を始めた。アルトゥンダーの敷地内にあるビルは192mの高さになる予定だ。本社ビルとして使用される予定の33階建てのタワーは、アンカラのみならずトルコの中でも最も高層オフィスタワーに数えられる。

2013年に完成予定のビルには、多くの新技術が導入されている。雨水は時季によってビルの冷房設備や冷却施設、庭の水まきに利用できる。機械システムでは天然の、再生可能な資源が使用される。ビルの従業員の緑を懐かしむ気持ちは、5階ごとに設置されている緑の中庭が満たしてくれるはずだ。

基礎施工式に出席したビナル・ユルドゥルム交通海事通信大臣は、「チュルク・テレコムは志を高くもっています。しかし地上にのみでなく、地下にも投資しなければなりません。地下通信網の容量も増やさなければ。トルコの全通信会社の今後の目標は、光ファイバー通信を各家庭に普及させ、通信速度を確実にアップさせなくてはなりません」と語った。彼はこれに最初に答えた応えたのがチュルク・テレコムであったこと、今年行われる予定の包括的な通信投資プログラムにより300万戸が利用できるインフラ整備が実施されることを明らかにした。

ビルが高度で立派なものになると語るユルドゥルム大臣は次のように続けた:「重要なのは、ソフトを充実させることです。ソフトを充実させることとは;ここで我が国のために付加的な価値のある製品を送り出し、サービスを提供するスタッフがいることです。この意味でチュルク・テレコムは我が国の通信や、コンピュータサイエンスに多くの製品をもたらし、他方では社会貢献を決して忘れたことはありませんでした。例えば50以上の学校。トルコの全域で教員の使用するパソコンのソフトウェアプログラム、情報技術の授業、インターネットカフェや回線が通っていない村々までへの通信インフラの構築。これらすべて一つひとつが社会貢献プログラムなのです。」

ユルドゥルム大臣は、社会貢献プロジェクトの多くが、より発展したFATİHプロジェクトに引き継がれたと説明し、プロジェクトの初めての試みが、月曜日にタイイプ・エルドアン首相も参加して、アンカラのある学校で実施されると発表した。

チュルク・テレコムのCEO、ギョクハン・ボズクルト氏は、アンカラに建設予定のビルと通信センターが高層になることを説明した。「アンカラの価値を高め、シンボルとなるビルになるでしょう。」「テレコムとして2012年に急いで建設を始めました。毎週新しいサービスをご紹介しています。お客様により良いサービスを提供するために、新しいビルを建設しているのです。次にはイスタンブルのビルです。イスタンブルにより大きな本社ビルを建設しています。このビルは計画の段階です」と語った。

チュルク・テレコム人材・サポート・統制長のシュクリュ・クトゥル氏は「チュルク・テレコムが不動産を売りに出している」との批判に答え、「テレコムの民営化後、我々はここ6か月で100万TL(約4370万円)の投資を行い、建設企業と経済に援助をしたのです」と説明した。

■雨と太陽を利用

チュルク・テレコムのビルは地下3階、地上30階建てになる予定だ。太陽光エネルギーで温水が確保され、照明設備は自動で太陽光を最大限利用する。雨水はビルの冷房設備、または庭の水まきように利用される。外壁を二重船殻にすることにより、最大限熱と音を遮断する。春にはビルに自然の風が通る。新たな本社ビルでは500人が働く予定だ。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:25441 )